洗面所の水が濁る？濁りの原因について解説！

水のコラム

2021年06月17日洗面所のトラブル

洗面所の水が濁ることがある

普段毎日使用する洗面所は生活を送るうえで必要な水回りの設備です。洗顔をしたり、歯を磨いたり身体に直接触れる水は清潔でなくてはなりません。手洗いうがいをする際にも洗面所は使用されるため、雑菌をしっかりと落とすためにはきれいな水が必要です。

このように衛生面に直接関わりのある洗面所ですが、濁った水が出てきてしまうことがあります。濁った水は見た目も悪く、場合によっては人体に影響を及ぼす恐れもあるのです。そこで今回は洗面所の水の濁りに着目し濁りの種類、原因、対処方法を紹介していきます。

濁った水は悪臭の原因になることもある

洗面所の水は濁ることがありますが、悪いのは見た目だけではありません。濁りの種類によっては悪臭の原因にもなるのです。水たまりや濁った池などから、悪臭を感じたことがある方もいることでしょう。それらと似たように、洗面所の水も濁ることによって悪臭を発生させてしまうことがあります。

室内で悪臭が発生してしまうと気分を害するだけでなく、頭痛など二次災害につながる恐れもあるため早急な対処が必要です。些細なことでも異常を感じた際はすぐに原因を究明し対処しましょう。

濁りにも種類がある

一言に水の濁りと言っても、濁りの種類は一種類だけではありません。濁りの種類はいくつかあるうえに、濁り方によっては人体に影響がないものもあります。まずは色や臭いで判断し、影響がなさそうであれば大きな心配は必要ありません。逆に、異変を感じる濁り方の場合はすぐに対処し、大きなトラブルに発展することを避ける必要があります。

ここでは代表的な三つの濁り方について紹介します。万が一ご自宅の洗面所の水が濁ってしまった際の参考にしてみてください。

・水が白く濁ることがある
洗面所の水が白く濁って見えることがあります。とくに臭いも感じることなく、ただ白く濁っているだけの場合は大きな心配の必要はありません。なぜなら白く濁っている原因は空気の粒の可能性があるからです。水道水の中に空気が含まれることによって白く見えることがあるのです。

もしも白いと感じた場合は、水をコップなどに入れ、一定時間放置してみてください。白く濁っている原因が空気であれば時間の経過とともに透明になっていくことでしょう。万が一透明にならない場合や異臭を感じた場合は使用を控えてください。

・水が茶色く濁ることがある
洗面所の水が茶色く濁ることもあります。これは水道水が流れる水道管に原因があると考えられ、サビが水に溶けている可能性があります。鉄臭い臭いや茶色い水は、水道管内に発生したサビがそのまま出てきしまっているのです。

水道管は鉄製のため、時間の経過とともに劣化してしまいます。さらに水道水を一定期間使わずにいると水道管内の水が留まり、サビの発生原因にもなってしまうのです。万が一茶色い水や鉄臭い水が出てきてしまったときは使用を控えるようにしましょう。

・水が黒く濁ることがある
洗面所の水が黒く濁ることもあります。これは水道水に含まれる除菌物質と水道管を作っている鉄が化学反応を起こしてしまうためです。水を一定期間使わずにいると、水道水と水道管が化学反応を起こしやすくなり、黒い物質となって現れてしまうこともあるのです。黒い水が出てきたときは一旦使用を控えてください。

濁った水が出たらすぐに使用を中止すべき

洗面所の水が濁っていると感じたときはすぐに使用を控えることが重要です。洗面所の水は身体に直接触れ、口に含むこともあるため有害物質が含まれていると人体に直接影響を及ぼしてしまいます。体調を崩さないためにも、濁った水の使用は控えたほうが良いと言えます。

濁った水が出たときの対処方法

濁った水が出てきたときはすぐに使用を控えるべきですが、自力で対処できることもあります。まずは自力で対処を試み、状況が改善されない場合は専門業者に依頼しましょう。

・一定時間流し続けて様子を見る
濁った水は一定時間流し続けることで状況が改善される場合があります。水を一定期間使用しないでいると、水が濁ってしまう原因であることが多いため、古い水を出し切ることで濁りがなくなることもあるのです。

・部品の修理や交換が必要な場合もある
水道管の劣化や部品の劣化によって水が濁ってしまっている場合は、部品の修理や交換が必要になります。部品の修理や交換は専門的な知識を要することから専門業者への依頼が必要です。当社であれば大まかな費用をホームページに掲載してありますので、安心してご依頼いただけます。