水のコラム

水道局指定工事店とは?通常の業者と何が違う

2022年04月28日  水道修理業者


水道業者に依頼する際に、「水道局指定業者」と書かれているのを見たことがあるかもしれません。

これは、普通の業者とどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、水道局指定工事店とは何のことなのか、どんな点で普通の業者と違いがあるのか取り上げます。業者を選ぶ際に役立ててください。

水道局指定工事店とは?

水道局指定工事店とは、各地域の水道局から給水装置工事を適正に施行できると判断された担当地域の水道工事を許可された事業店のことです。

水道局指定工事店は、水道法と指定給水装置工事事業者制度に沿って認定されます。またその認定を受けるには、3つの条件をクリアする必要があります。

その1つは、「給水装置工事主任技術者」という国家資格の保有者が1人以上いることです。この資格を保有している監督の下でなければ、給水装置工事ができません。

2つ目の条件は、給水装置工事に必要な機材や器具を所有していることです。

自治体によって所有のチェック方法は異なりますが、一般的には指定された機材や器具の写真を提出することでチェックされます。

3つ目の条件は、欠格要件に該当しないことです。水道局指定工事店は、不正行為や不誠実に対応してはいけません。

これら3つの条件すべてを満たした場合、必要書類や手数料を添えて申請します。

非指定業者と水道局指定業者とはどう違う?

水道局指定業者と非指定業者とでは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

2つの違いは、対応できる業務の範囲に大きく現れます。

水道局指定業者は、上水道工事では配管からつながる配水管に関わる工事を担当し、下水道についても専門的な工事することが可能です。

一方で、非指定業者は素人でもできるような簡易的な修理しかできません。

もし、非指定業者が給水管の交換や水栓の増設の技術を持っていた場合でも、工事することは違法行為になります。

非指定業者に工事を依頼して施工を受けてしまった際には、最悪の場合、水道の給水を止められるなどの罰則を受ける可能性も。

会社に勤めている人であれば信用問題に関わることでしょう。

また、水道局指定業者が水道法に違反する工事をした場合には、資格の停止や取り消し、罰金や告訴などの重い処分を受けることになっています。

このことから、水道局指定業者には重い責任が課されていることも理解できるのではないでしょうか。

水道局指定業者に依頼したほうが良い理由

水回りのトラブルが起きた時には、迷わず水道局指定業者に依頼してください。

非指定業者に依頼するとどうなるのでしょうか。

多くの場合、違法になってしまう可能性があります。

たとえば、老朽化した給水管のトラブル修理で給水管の入れ替えが必要になったことを考えてみてください。非指定業者であれば、家に来てもらっても対応できません。

軽度な水漏れ対応や詰まりの場合は対応できますが、水漏れ原因が深い部分にあった場合は専門的な工事が必要になるでしょう。しかし、非指定業者は工事することはできません。仮に、専門的な工事に非指定業者が対応した場合には、違法行為になりペナルティが課されることも。

安心感を得るためにも技術力が確かな水道局指定業者を選ぶようにしてください。
水道局指定業者にしかできない作業
では、水道局指定業者にしかできない作業にはどのようなものがあるのでしょうか。

まず、上水道の作業では、給水管や水栓を新たに設置する新設工事があります。

また、給水管の種類変更や経路・水栓の増設などの改造工事も水道局指定業者でなければ扱えません。

さらに、給水管や水栓を他の管や分岐から取り外すような撤去作業・修繕工事は水道局指定業者限定で施工できます。

では、下水道の作業はどうでしょうか。

排水設備の新設・増設・撤去・構造変更があります。

加えて、汲み取りトイレから水洗トイレに改造する作業も水道局指定業者にしか施行できません。

水道局指定業者に依頼するメリット

水道局指定業者に依頼することは、どのようなメリットに繋がるのでしょうか。

3つのメリットを紹介します。
高い技術力を期待できる
水道局指定業者となる条件には、給水装置工事主任技術者という国家資格を取得することが含まれています。

この資格を取得しているということは、豊富な知識と高い技術力があることの証明です。信頼をおける判断材料のひとつの要素になるでしょう。

水回りの工事は施工不良がある場合、生活の不便さに直結することが多いため、依頼する側としては高い技術力を持った業者にお願いすることで安心感を得られます。

その点で、指定業者であれば高い技術力を期待できるはずです。
適正価格で施工する
業者によっては、施行後に見積もり以上の料金を請求することもあります。そのため、施工業者を選ばずに依頼してしまうのは危険です。

その点、水道局指定業者は自治体から認定を受けているため、適正価格で施工します。万が一、水道局指定業者が高すぎる見積もりを請求した場合でも、自治体に対応してもらえるので安心です。

どんなトラブルにも対応する
水回りのトラブルは、判断を間違えて悪化する、予想していた原因と違うなどのケースもあります。

蛇口の交換や排水の詰まり程度の小さなトラブルは、非指定業者でも対応できますが配管作業になると対応できません。

大きなトラブルに繋がっている場合もあるため、初めからどんなトラブルにも対応できる水道局指定業者に依頼することをおすすめします。

水道局指定業者を選ぶポイント

上記では、水道のトラブルに水道局指定業者を選ぶ重要性を説明してきました。

では、どんな点に気をつけて選べるでしょうか。

まず、注意したいのがそもそも水道局指定業者かどうかということです。シールやマグネットで宣伝されている水道業者であっても、水道局指定業者ではないこともあります。

国家資格保持者による管理・監督がなされている水道局指定業者なのかどうかをホームページ等でチェックしてください。

次に、目立った実績はあるかチェックします。

何かトラブルが起こると屋号を変える業者も少なくありません。そのため、会社情報を確かめることは重要です。会社の歴史や、売上、社員数のほか、実績の掲載がある際には取引先や実績の量や質も確かめてください。

さらに、業者側の対応が丁寧であるか、分かりやすいかをチェックして選びましょう。

施工する作業の説明を詳しく分かりやすく説明してくれる、金額に関しても明快に説明する業者は安心できます。

水道の修理は、素人にとっては専門用語が多く分かりにくいもの。質問点にもしっかり答えてくれる誠実な業者を選ぶようにしてください。

まとめ

水道局指定工事店とは、各地域の水道局から給水装置工事を適正に施行できると判断された、担当地域の水道工事を許可された事業店のことです。

水道法と指定給水装置工事事業者制度に沿って認定されるので、安心して依頼できます。

専門的な工事を施行できるため、水回りの作業を幅広く扱うことが可能です。

高い技術力を持ち、適正価格で施工する水道局指定工事店。

水道局指定工事店を選ぶ際には、ホームページをチェックして会社情報を調べることがおすすめです。その中から、しっかりした実績を持つ業者を選ぶことで、後悔ない業者選びをしていきましょう。

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