水のコラム

シャワーから水がポタポタ出るのは故障?見分け方と修理方法を覚えよう

2023年05月09日  お風呂

シャワーから水がポタポタ出ていると、水漏れしているのではないかと心配になる方もいらっしゃるかと思います。しかし、シャワーは構造上水が垂れてくることがあります。故障を見分けるには、判断方法を知っておかなくてはなりません。

この記事では、シャワーに発生している異常の見分け方と、故障内容ごとの修理方法を解説します。お風呂場のメンテナンスにお役立てください。

シャワーから水が漏れる原因と故障の見分け方

シャワーから水が漏れる原因は、複数あります。そのなかには、仕組み上発生するものもあるため、修理の前に故障しているかを見極めなくてはなりません。シャワーから水が垂れる原因と、故障しているかのチェック方法を解説します。

残留水
残留水は、シャワーを使った後に出てくる水で、故障ではありません。ヘッド内にある水は、表面張力により中にとどまっているため、通常は漏れませんが、水が流れると中に空気が入り込みます。結果、表面張力が失われ、水が出てくるのです。

残留水は、水が出る部分を上向きにすれば出てきません。また、1分もすれば止まります。上向きにしても水が出る・1分以上水が出ているなどの場合は、故障を疑いましょう。

シャワーヘッドの故障
シャワーヘッドが破損したりゆがんだりしていると、そこから水漏れすることがあります。故障を調べるときは、まずヘッド部分に異常が発生していないか調べましょう。

故障したヘッドを交換すれば改善できます。水漏れしているときは、まずはヘッド部分に異常がないか確認しましょう。

ホースの劣化
水漏れしているが、ヘッドが故障している場合、ホースに問題があるかもしれません。ホースが劣化すると、ひび割れや穴が開きます。材質により、一目見ただけじゃ分かりにくいケースもあります。

ヘッドが正常なのに水漏れしているときは、ホースを触っておかしいところがないか調べてみましょう。修理の際は、新しいホースと交換します。

パッキンなどの劣化
ヘッドとホースのつなぎ目や、ホースの根元から水漏れしている場合、パッキンが劣化している可能性が高いです。パッキンとは、部品同士の間に入れるゴムパーツで、パーツ間の隙間を埋める役割を果たします。水周りに欠かせないパーツです。

パッキンはゴムでできているため、劣化すると割れたり、縮んだりします。その隙間から水が漏れるようになるのです。改善するには、劣化したパッキンを新しいものと交換する必要があります。

シャワーの寿命は大体10年前後

シャワーを構成するパーツの耐用年数は、大体10年前後です。使用する人が多い環境で使っている場合は、もっと早いタイミングで故障が発生します。浴槽を設置またはリフォームしてから10年近く経つなら、修理を検討しましょう。

シャワーとつながっている蛇口も、同じく10年前後で故障が発生しやすくなります。一部の機能だけでなく、浴室全体の故障が気になるようなら、思い切ってすべて交換してしまうのもよい方法です。

シャワーヘッドの交換方法

故障の見分け方を覚えたら、実際に修理する方法を身に付けましょう。ヘッドは、新しいパーツを用意したら、そのまま交換するだけです。古いヘッドを反時計回しに回せば外れます。あとは新しいヘッドを装着してください。

ヘッドがうまく動かない場合は、ゴム板を巻き、プライヤーで挟んで回してください。ゴム板もプライヤーもホームセンターで購入できます。手で軽く回してみて、動きそうにない場合は購入をおすすめします。

シャワーホースの交換方法

次に、シャワーホースの交換方法です。こちらもヘッド同様、簡単に交換できます。事前に道具を用意し、挑戦してみましょう。

用意する道具
まずは以下の道具をご用意ください。

・ マイナスドライバー
・ モンキーレンチ
・ 新しいホース

マイナスドライバーは止水栓の開閉に使います。モンキーレンチは、ホースを留めているナットを外すための道具です。

新しいホースは蛇口のメーカー・型番と合致するものをご用意ください。ネット通販か、ホームセンターで購入できます。道具をすべて用意したら、作業に取りかかりましょう。

止水栓を閉めシャワーヘッドと水栓側の接続を外す
まずは、マイナスドライバーで止水栓を閉めます。栓の溝にドライバーを入れ、反時計回しに回してください。このとき、回した回数は覚えておきましょう。あとで栓を開けるときに使います。

止水栓を閉めたら、ホースを取り外します。ヘッド側のホースはヘッドを回して取り、蛇口側はモンキーレンチを使って外してください。

新しいシャワーホースを取り付ける
古いホースを取り外したら、新しいホースを取り付けます。外したときとは逆の手順で作業すれば取り付けられます。部品の締めが甘いとそこから水漏れするので、しっかり締めてください。

部品をしっかり取り付けたら、止水栓を開けます。外したときと同じ回数だけ時計回しに回してください。あとは水やお湯を出して水漏れしないか確認します。異常が改善されたら、作業は完了です。

シャワーのパッキンを交換する方法

最後に、シャワーのパッキンを交換する方法を解説します。ヘッドのつなぎ目から水漏れしている場合は、こちらの修理法を実施してください。

用意する道具
まずは以下の道具を用意します。

・ マイナスドライバー
・ モンキーレンチ
・ 新しいパッキン

マイナスドライバーとモンキーレンチはホースの交換と同じ作業で使います。パッキンはホースやヘッドに合ったものをご用意ください。

ネット通販、またはホームセンターで購入できます。同じものを購入できるか不安な場合は、外した古いパーツをもってお店に行きましょう。

止水栓を閉めて水漏れする場所を外す
道具を用意したら、止水栓を閉めます。やり方はホースのときと同じです。止水栓を閉めたら、パッキンが劣化しているヘッド、または蛇口を外してください。劣化したパッキンは取り除いておきましょう。

パッキンを交換して止水栓を開ける
劣化したパッキンのあった場所に、新しいパッキンをはめ込みます。あとはパーツをもとに戻して終了です。

パーツが緩まないようしっかりはめたら、止水栓を開けて動作確認します。水やお湯を使っても水漏れしないことが確認できたら、後片付けに移ってください。

自分での修理が難しければ業者へ依頼する

ここまで、シャワーから水漏れする場合の原因と修理方法を解説しました。シャワーの修理は、ほかの水周りに比べて簡単な内容が多く、初めて水周りの修理に挑戦する方でも取り組みやすいです。

とはいえ、修理方法を見て自分には難しいと感じた方もいるかもしれません。そのような場合は、無理せず業者へ依頼しましょう。簡単な修理でも、快く引き受けてくれます。

また、まれに修理しても水漏れなどが改善できない場合があります。このようなときも、業者の力を借りてください。自分では見つけられなかった原因や故障を探し出してくれます。当然、修理もそのまま依頼できるため、安心です。

水周りで困ったことがあれば、自分で修理するだけでなくプロの力を借りることも検討しましょう。

まとめ

シャワーからいつまでも水がポタポタ垂れるときは、故障しているかもしれません。原因を正しく解明して、適切な修理を行いましょう。故障箇所により修理の内容も異なるため、間違えないようご注意ください。

シャワー周辺の修理は、水周りの中でも比較的簡単です。しかし、やり方を見て難しいと感じるようなら、自分で無理に修理しないほうがよいでしょう。かえって故障を悪化させる可能性があります。

自分での修理が難しい・修理したけど改善できないなどの場合は、業者の力を借りましょう。なお、集合住宅では修理の前に管理者へ相談しなくてはなりません。修理や業者に依頼することを検討している場合は、必ず管理者へ連絡してください。

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