水のコラム

給湯器の故障でよくある症状と対処法を解説!

投稿日:2026年07月30日  更新日:2026年08月18日  給湯器のトラブル

給湯器の故障では、お湯が出ない、温度が安定しない、異音や異臭が生じるなど、さまざまな症状が挙げられます。

ただし、ガスや水道の供給停止、配管の凍結、蛇口側の不具合でも似た症状が起こるため、すぐに給湯器本体の故障とは限りません。異常がある状態で運転を繰り返すと、故障の拡大や水漏れ、不完全燃焼につながるおそれがあります。

この記事では、給湯器が故障した際の主な症状や家庭で確認できる対処法、故障する原因、点検を依頼したほうがよいケースについて紹介します。

給湯器が故障した際の主な症状

給湯器の故障でよくある症状には、お湯が出ない、温度が安定しない、異音や異臭がする、エラーコードが表示されるなどがあります。症状が一箇所の蛇口だけで起きているのか、住宅内のすべての蛇口で起きているのかを確認すると、給湯器と蛇口のどちらに原因があるかを判断しやすくなるはずです。

お湯が出ない

住宅内のすべての蛇口からお湯が出ない場合は、ガスや電気の供給停止、給水元栓の閉まり、配管の凍結、給湯器本体の不具合などが考えられます。ガス給湯器では、ガスコンロなど他のガス機器が使えるかも確認してください。

なお、一箇所の蛇口だけでお湯が出ないなら、給湯器本体ではなく、蛇口の止水栓やストレーナー、カートリッジなど、蛇口側に原因があるケースもあります。

関連記事:お湯が白く濁る原因とは?給湯器トラブルの対処法と安全性

お湯の温度が安定しない

お湯の温度が急に熱くなったり冷たくなったりする場合は、給湯器の温度センサーや燃焼部品の不具合が関係している可能性があります。

ただし、お湯の使用開始直後は配管内に残った水が出るため、一時的に温度が低くなるケースも見られます。また、複数の蛇口を同時に使用した際の流量変化や、混合水栓の不具合も確認しておきたい原因の一つです。

給湯器から異音や異臭がする

給湯器は点火音や燃焼音、ファンの回転音などを発しますが、以前にはなかった大きな音や金属音、爆発音のような音が続く場合は注意が必要です。焦げたニオイやガスのニオイ、灯油のニオイなどを感じた場合も、運転を停止してください。

また、異臭やすす、炎の色の異常は、不完全燃焼のサインとなる可能性があります。ガスのニオイがある場合は、照明や換気扇などの電気設備を操作しないようにしましょう。

リモコンにエラーコードが表示される

給湯器が異常を検知すると、リモコンに数字や英字のエラーコードが表示されます。表示されたコードを写真に残し、取扱説明書またはメーカーの公式ホームページで意味を確認してみてください。

なお、指定された操作を一度行っても表示が消えない場合は、再起動を繰り返さないほうが無難です。

給湯器の電源が入らない

給湯器のリモコンが点灯しない場合は、停電や電源プラグの外れ、ブレーカーや漏電遮断器の作動などを確認しましょう。

また、電気給湯器では、給湯機専用ブレーカーや貯湯ユニットの漏電遮断器も確認対象になります。一度「入」に戻しても再び切れる場合は、そのままにして販売店やメーカーへ連絡してください。

水漏れしている

給湯器本体や給水管、給湯管、追い焚き配管などから水が漏れている場合は、パッキンの劣化・配管の破損・内部部品の不具合が考えられます。もし、本体の外装内から水が出ている時は、前面カバーを開けないでください。

エコキュートでは、沸き上げ中の膨張水やヒートポンプユニットからの結露水など、正常な排水もあります。ただし、運転していない時間も水が出つづける、本体の下が常に濡れているといった場合は、点検が必要となります。

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給湯器が故障した時の対処法

給湯器が故障したと考えられる時は、異臭や水漏れ、煙、異常な発熱がないか最初に確認してください。危険を伴う異常がある場合は、以下の操作を進めず、給湯器から離れてガス会社や修理窓口へ連絡しましょう。

ガス配管や燃焼部、電気回路、本体内部は自己判断で分解しないように注意が必要です。

電源を入れ直す

ガスのニオイや焦げたニオイ、水漏れなどがなく、取扱説明書に再起動方法が記載されている場合は、電源を一度だけ入れ直してみてください。ガス給湯器では、電源プラグを抜いて一定時間を置く方法が示されている機種もあります。

電気給湯器では、機種によってブレーカーや貯湯ユニットの電源操作が異なるため、取扱説明書に沿って対応を進めましょう。なお、再起動後も電源が入らない、すぐに停止する、同じエラーが再表示される場合は、操作を繰り返さないほうが無難です。

ガスの元栓を確認する

ガス給湯器でお湯が出ない場合は、給湯器につながるガス栓が開いているかを確認します。ガスコンロなど他のガス機器も点火しない場合は、ガス供給側の問題も考えられます。

もし、ガスのニオイを感じた場合は確認作業を中止し、火気や換気扇、照明のスイッチに触れず、安全な場所からガス会社へ連絡しましょう。

水道の元栓を確認する

給湯器へ水が供給されていない場合は、住宅内の水側の蛇口を開き、冷水が出るかを確認してみてください。冷水も出ない場合は、断水や住宅全体の元栓が閉まっている可能性があります。

冷水は出るものの、すべての蛇口でお湯が出ない場合は、給湯器の給水元栓や給湯器本体が主な確認対象になります。

リモコンのエラーコードを確認する

リモコンにエラーコードが表示されている場合は、コードと給湯器の型式を記録します。

表示内容を消してしまう前に写真を撮っておくと、修理窓口へ状況を伝えやすくなるでしょう。ただし、解除方法が示されていない場合や、指定された操作後も消えない場合は、運転や操作を続けないようにしてください。

凍結している場合は自然解凍する

気温が大きく下がったあとに水やお湯が出なくなった場合は、給水・給湯配管が凍結している可能性があります。リモコンの電源を切り、気温の上昇によって自然に解凍するまで待ちましょう。

また、熱湯の使用は、急激な温度変化によって配管や接合部が破損するおそれがあります。通水が戻ったら給湯器と配管周りを確認し、水漏れがある場合は止水してください。

配管から水漏れしていないかを確認する

安全を確保できる場合は、給水管や給湯管、追い焚き配管、水抜き栓などを目視します。

周囲を乾いたタオルで拭き、新たに濡れる位置を確認すると、水の発生箇所を把握しやすくなるでしょう。ただし、本体内部や電源周り、壁内の配管は自身で調べないでください。接続配管からの水漏れは施工会社や水道修理業者、本体内部からの水漏れはメーカーの修理窓口へ連絡することが肝心です。

給湯器が故障する原因

給湯器が故障する主な原因は、部品の経年劣化や冬季の凍結、給水管や給湯管の不具合などさまざまです。なお、設置環境や使用頻度によっては、想定より早く部品が傷む場合もあります。

経年劣化

給湯器の内部には、パッキンや弁、センサー、熱交換器、制御基板など多くの部品があります。長期間の使用により、ゴム部品の硬化や金属部品の腐食、電子部品の不具合などが起こる可能性があります。

また、家庭用ガス給湯器では、設計上の標準使用期間を10年としているメーカーもありますが、この期間は無償保証期間ではなく、安全に使用するための点検や取り替えを考える目安と考えましょう。

凍結

外気温が低下すると、給湯器と屋外配管の内部にある水が凍り、膨張して配管やバルブを破損させる場合があります。

凍結中は異常が見えなくても、解凍後にひびから水が漏れ始めることもあるでしょう。そのため、寒波が予想される時や長期間留守にする時は、取扱説明書に沿って予防策を行ってください。凍結予防機能の条件や水抜き方法は機種によって異なります。

配管トラブル

給水管や給湯管の腐食、接合部の緩み、パッキンの劣化などは、水漏れや給湯量の低下を招く原因になります。設置直後から異常がある場合は、接合部の取り付け状態や施工時の不具合も確認対象です。

また、エコキュートでは、本体だけでなく貯湯ユニットやヒートポンプユニットの配管接続部から水が漏れる場合があります。

給湯器が故障した時の注意点

給湯器には、ガス・電気・水が接続されています。誤った対応は火災や感電、一酸化炭素中毒、水漏れなどにつながるため、利用者が確認できる範囲を超えて作業しないように注意しましょう。

注意点①自身で分解しない

給湯器の前面カバーを外したり、ガス配管や燃焼部、電気回路を分解したりする作業は避けてください。目に見える配管のナットも、原因がわからないまま締めると部品を傷めたり、水漏れを悪化させたりする可能性があります。

自身で確認する範囲は、元栓や電源、エラーコード、外側から見える水漏れなどに限ります。

注意点②無理に使用を続けない

異音や異臭、水漏れ、煙、すす、エラー表示などがある状態では運転を控えましょう。症状が一時的に消えても、内部の不具合が解消したとは限りません。

ガス機器や石油機器が不完全燃焼を起こすと、無色・無臭の一酸化炭素が発生するおそれがあります。もし、頭痛や吐き気などの症状がある場合は、機器から離れて新鮮な空気がある場所へ移動し、必要に応じて医療機関へ相談してください。

給湯器の修理を業者に依頼したほうがよいケース

電源や元栓を確認しても改善しない場合や、異音・異臭、水漏れが続く場合は、メーカーの修理窓口または水道修理業者へ相談しましょう。給湯器本体と接続配管では、適切な依頼先が異なる点にも注意が必要です。

何度も不具合を繰り返す

電源を入れ直すと一時的に復旧しても、短期間に同じ不具合を繰り返す場合は、部品の劣化や電気回路の異常が考えられます。

特に使用年数が長い機器は、一箇所を修理しても別の部品で不具合が起こる可能性があります。修理と取り替えの両方について説明を受け、今後の使用期間を含めて判断したいところです。再起動だけで使用しつづけず、点検を依頼してみてください。

異音・異臭が続く

以前にはなかった異音や、焦げたニオイ、ガスのニオイなどが続く場合は、直ちに運転を停止します。その際に音やニオイが発生するタイミングを記録すると、点検時の手がかりになるはずです。ガスのニオイがある場合は水道修理業者よりも先に、契約しているガス会社へ連絡してください。

また、焦げたニオイや煙が見られる時は給湯器へ近づかず、状況に応じて消防への通報も検討しましょう。

エラーコードが消えない

取扱説明書に記載された操作を行ってもエラーコードが消えない場合は、点検が必要です。何度も電源を切り替えると、症状の確認が難しくなる可能性もあります。

あわせて、コードや給湯器の型式、表示された時刻、直前に行っていた操作を控えましょう。修理窓口へ情報を伝えると、確認が進みやすくなります。

水漏れが発生している

本体や給水管、給湯管から水漏れしている場合は、運転を止めて給水用止水栓を閉めます。

電源プラグやコンセントが濡れている時は、触れないように注意してください。本体内部から漏れている場合はメーカー、外部配管からの水漏れは施工会社や水道修理業者が主な相談先です。賃貸住宅では、先に管理会社または大家へ連絡しましょう。

給湯器の故障を防ぐ方法

給湯器の故障を完全に防ぐのは難しいものの、定期的な点検と凍結対策により、不具合を早期に発見しやすくなります。加えて、取扱説明書に記載された点検方法や使用条件を守ることも肝心です。

定期的にメンテナンスする

給湯器本体や配管周りに水滴やさび、変色、異音などがないか定期的に確認しましょう。給排気口の前へ物を置いたり、落ち葉や雪で塞いだりしないように注意が必要です。

また、点検頻度や掃除できる箇所は機種によって異なります。自身で内部を開けず、取扱説明書に記載された方法とメーカーの点検制度を活用してください。

凍結対策を行う

寒波が予想される時は、屋外配管の保温材に破損がないか確認します。給湯器の凍結予防機能を働かせるため、電源を切らないよう求める機種もあるのです。一方で、長期間留守にする場合は、水抜きが必要になるケースもあります。

ただし、機種ごとに手順が異なるため、自己流で操作せず、メーカーの公式ホームページや取扱説明書に沿って対応しましょう。

異常を感じたら早めに点検する

お湯の温度変化や点火までの時間、運転音、リモコン表示など、普段と異なる変化を感じたら早めに点検してください。

少量の水漏れや一時的なエラーでも、繰り返す場合は放置しないことが肝心です。設計上の標準使用期間が近い機器では、異常がなくても点検を検討しましょう。

給湯器の故障による水回りのトラブルならきょうと水道職人へ

給湯器の故障では、お湯が出ない、温度が安定しない、異音や異臭がする、エラーコードが消えないなどの症状が現れます。異常を確認したら無理に運転を続けず、ガス・電気・水の供給状況を確認したうえで、適切な窓口へ相談してください。

きょうと水道職人では、京都府内で給湯器やボイラー、エコキュート、ポンプ、給水・給湯配管など、水回りのトラブルに関するご相談を受け付けております。365日24時間、お問い合わせを受け付けており、現地で状況を確認したあと、作業内容とお見積もりを提示し、ご了承を得てから作業へ進む流れです。

また、本体内部の不具合ではメーカーによる修理が必要になる場合もあります。給湯器本体と接続配管のどちらに原因があるかわからない時は、症状や水漏れ箇所を伝えてご相談ください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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