水のコラム

トイレの寿命はどれくらい? 取替時期と交換方法

2019年05月29日  水のトラブル


トイレに寿命がきて突然使えなくなる事態は避けたいものです。トイレ本体に問題がなくても、ほかの部位に不具合が生じれば必要に応じて修理・交換が求められます。劣化・故障以外のケースでは、家のリフォーム時に交換する方も多いようです。こちらでは、トイレの寿命、交換の具体的事例、取替時の注意点についてご説明します。

部位別トイレの寿命

トイレはさまざまなパーツの集合体です。それぞれの部位で寿命は異なります。

・便器
陶器製の便器は、素材だけなら50年、100年は長持ちするといわれます。お皿やお茶碗など、大昔に作られた陶器の骨董品が実用性を失わないのと同じで、陶器で作られたトイレやタンクも、ひび割れさえしなければ使えるわけです。樹脂製の便器は、陶器より耐久性が高く、さらに長持ちするといわれます。

ただし、毎日使っていればそれなりに汚れや変色も激しくなりますし、損傷、ヒビ割れなどがあってもおかしくありません。劣化がひどくなれば、はやめに取り替えるのが賢明です。

・ウォシュレット
ウォシュレットは電化製品という性質もあり、寿命は長くて10年程度といわれます。大事に使っていればそれ以上長持ちしますし、反対に手入れが足りなかったら交換をはやめるでしょう。また、「洗浄ノズルは機能しても、便座の温度調節が働かない」など、一部の機能にトラブルを抱えるケースもあります。

・パッキン
トイレの給水管やタンク内パーツのパッキンは、使用開始から10年程度で寿命が来るといわれます。ちなみに、トイレ水漏れの原因でもっとも多いのが、パッキンの劣化です。給水管から水漏れが確認されたら、パッキンの交換が必要かもしれません。

交換・修理が必要なケース

トイレを交換する時期や理由は人それぞれです。一般的には、次のようなケースで交換する人が多いようです。

・便器にヒビが入った
トイレ交換でよくある理由が、便器のヒビ割れです。割れたり傷が入ったりした便器の補修を受け付ける業者はほぼありません。そのため、本体ごと交換されるのが一般的です。トイレメーカーも、ヒビ割れた便器の使用は安全性が保証されないとして交換を推奨しています。

・家のリフォームのタイミングで
たとえばバリアフリー設計の住宅にリフォームする場合、トイレルームの入口段差を解消すると同時に、トイレ本体も交換するケースが目立ちます。新築住宅のリフォームは20~30年周期といわれますので、そのタイミングでトイレの交換に踏み切る方も少なくありません。ちなみに中古物件のリノベーションでは、多くの場合トイレ、キッチンなどの水回り設備が改修されるといいます。

・水道代を節約したいとき
「いずれ寿命を迎えて交換なら、はやめに工事しよう」と考える方もいます。たとえば今の設備を取り替えることで水道代の節約になるのなら、はやめに工事に踏み切ったほうがよいでしょう。節水機能を持つトイレもあり、一般タイプと比べ2~3倍の量の節水が可能です。新しいトイレで快適に使えるうえに、節水効果も高いメリットがあるのです。

ただし、節水タイプのトイレはつまりやすい欠点を抱えます。交換時は、製品のメリット・デメリットを把握してから購入しましょう。

トイレ交換の注意点

トイレ交換には、いくつか注意ポイントがあります。DIYが得意な方は、セルフ交換も検討されるかもしれませんが、交換場所によっては高度な知識と技術が必要で、失敗するリスクがある点に注意してください。

・トイレは修理? 交換?
「交換するとコストがかかるから、修理にとどめたい」と思われるかもしれませんが、実際は交換のほうがコスト的にお得です。最新タイプのトイレは、節電・節水機能にすぐれており、ランニングコストを抑えることができます。初期投資はかかっても、その後の水道代や電気代のカットにつながれば、結果的に安くなるわけです。既存トイレの使用期間が長いほど、交換メリットは高くなります。

・便座は自分で交換も可、本体は業者依頼が吉
便座のみの交換なら、簡単な方法で済みますのでDIYでもよいかもしれません。工具はネットショップもしくはホームセンターで手軽に購入できます。取付方法も、ネット動画やメーカーサイトなど、手本を示してくれる媒体は豊富です。ただし、自分で行う際はどの種類の便座を購入すべきかの確認だけは忘れないでください。

本体だけは、業者に頼んだほうが無難であり、安全です。知識も技術もないまま着手して、その作業が失敗に終わったら、水漏れを起こします。すぐに気付いて使用を中止できればよいのですが、大量の水漏れに気付けなかった場合、床や家具類に被害が及ぶでしょう。集合住宅であれば、階下の住人に迷惑をかけてしまいます。これらのリスクを未然に防ぐには、専門業者にお任せするのが最適です。

トイレの寿命は部位によって異なります。最近はウォシュレットの利用が増えたため、10年程度で取替となるかもしれません。その前に故障したらもちろん修理・交換が必要です。便座交換だけなら個人でもできますが、トイレ本体の設置工事は安全上、業者への依頼をおすすめします。

きょうと水道職人ならこういったトイレ交換でのお悩みも受け付けております。
各取り替え製品に関しまして、施工日から3年間の保証制度を設けております。故障や初期不良、不具合などございましたら、お気軽にご相談ください。担当スタッフがお宅までお伺いし、迅速にご対応させていただきます。

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