水のコラム

キッチンを快適に使うために心がけたいこと

2019年08月30日  キッチン


キッチンは、いつでも気持ちよく使いたいところ。注意が必要なのは、油や食材カスの処理です。時間に追われていると手間になることも少なくありませんが、適切に廃棄すればキッチンでのトラブル防止につながります。そこで今回は、油や食材カスの処理方法を中心としてキッチンを快適に使うためとくに心がけたいことをご紹介します。

油や食べかすはそのまま捨てない

油汚れと食材カスは、キッチンつまりを引き起こす代表的な原因です。トラブルを避けるには、できるだけ油や食べ残しを捨てないように注意する必要があります。

・油は安易に流さない
油は、安易に流してはいけません。水と一緒に流しても、多少は排水管に付着します。急に水が流れなくなるケースは滅多に起きませんが、繰り返すと徐々に水の通路を狭めます。油汚れの塊が大きくなれば、ほかの異物も引っかかりやすくなります。放置すると、排水管がふさがり水を流せなくなるかもしれません。

少しでも油汚れを排水管に蓄積させないため、調理した際、鍋やフライパンに残っている油分は拭き取りましょう。大量の油は、固めてから分別して廃棄することが望まれます。食後は、食器についた料理の脂分も取り除いておくことをおすすめします。

・食材はこまめに回収
いろいろ忙しいなか調理していると、シンクに落ちた食材の切れ端を拾い集めるのは面倒かもしれません。とはいえ、野菜の皮や果物の種を流すと少しずつ排水管にたまっていきます。「少量だから問題ない」と考えて何度も繰り返せば、油の場合と同じく排水管をふさぐ危険性は高まります。

調理中は、小さな食材カスでもこまめに回収したほうが無難です。包丁やまな板についた細かい皮や種も、洗い流さず取り分けておきましょう。食後に気をつけたいのは、食べ残しです。多少の手間は増えますが、食器からよけて生ゴミとして処分してください。

定期的にお掃除する

どれほど注意しても、油や食材カスをまったく流さずに済ませるのは難しいでしょう。キッチンを快適に保つには、定期的なお掃除も欠かせません。

・普段は排水口を中心に清掃
普段は、排水口とその周辺を清掃すれば十分でしょう。シンク下の排水管までメンテナンスを試みると、分解・組み立てのとき部品を破損する恐れがあるので無理しないでください。

排水口の清掃で用意する道具は、主に排水口洗浄液、キッチン用洗剤、ゴム手袋、スポンジです。排水口のフタやゴミ受けカゴを取り外し、排水栓のまわりに洗浄液をかけます。20~30分ほど放置してから水を流すと、排水栓の下にある排水溝の汚れを落とせます。

排水口の内部、取り外したフタやゴミ受けカゴは、キッチン用洗剤やスポンジを使って洗いましょう。いずれも、ぬめりを取り除ければ問題ありません。各パーツを元に戻し、スムーズに水を流せればお掃除完了です。

・つまり予防には重曹とお酢が効果的
キッチン清掃の際、重曹とお酢も利用するとつまり予防に大きな効果を発揮します。用意するのは、重曹カップ1杯(約120グラム)とお酢カップ2杯です。

排水口のゴミ受けカゴを外し、排水トラップに重曹をかけます。さらにお酢をかけ、1時間くらい放置したらお湯で流してください。この処置を日常的に続けると排水口付近のぬめりが解消され、つまりの再発予防に役立ちます。

お湯は、60℃前後が適温です。ホームセンターにある液体パイプクリーナーでも、同様の効果を期待できます。熱湯は排水管を傷める恐れがあるので、使用しないでください。

ゴミ受け、水切りネットなどの有効活用

食材カスを処理するときには、各種のゴミ受けを有効活用するとキッチン清掃の手間を減らせます。

・ゴミ受けの選び方
三角コーナーは、従来広く使われているゴミ受けのひとつです。シンクに設置しておけば、調理中や食後に手早く食材カスを捨てられます。最近はフタ付きタイプがあり、食材カスがたまっても見た目が気になりません。

調理スペースがあまり広くないキッチンでは、従来型の三角コーナーを常備すると邪魔に感じることがあります。そんな場合には、折りたたみ式が重宝するでしょう。普段は水切りネットを閉じておけるので、調理中や食器を洗うとき手狭にならずに済みます。

いろいろなゴミ受けが用意されているので、使い勝手や見た目を考えて自分好みのものを見つけてみてください。

・ゴミ受けの中身もきちんと処分
キッチンにゴミ受けを取り付けたからといって、安心してはいけません。いつまでも食材カスをため込めば、あふれてしまいます。食材カスを栄養源にする雑菌が繁殖したら、悪臭の原因にもなるでしょう。ゴミ受けの定期的なお手入れも大切です。

近年は、週に一度のペースで生ゴミを回収する自治体が少なくありません。生ゴミを出せる曜日は、多くの地域で決まっています。それを目安に三角コーナーや水切りネットの中身を処分すれば、ゴミ受けも清潔に保てます。食材が傷みやすい時期には、とくにはやめの処置を心がけるとよいかもしれません。

まとめ

キッチンを快適に使い続けるうえで、油や食材カスはそのまま流さないように気をつける必要があります。それでも、すべて回収するのは簡単ではありません。多少は取りこぼすことを考えると、日頃のキッチン清掃は重要です。掃除する範囲は排水口まわり、重曹も使うと効果は高まります。自分に合ったゴミ受けも用意して、気持ちよく使えるキッチン環境を維持してください。

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