水のコラム

洗面所はなぜつまりやすい? 使い方を見直して改善しよう

2019年11月07日  つまりのトラブル


洗面所には、つまりやすい場所が何カ所かあります。洗面台に落ちたものを気にとめず流すと、つまりの原因になります。トラブルの頻度が高い場合、使い方を見直してもよいかもしれません。今回は洗面所つまりの主な原因、問題を起こす排水の仕組みと構造、日ごろの予防法をご紹介しますので、これらを参考に洗面所の使い方を改善してみてください。

亀岡市や福知山市など京都府域で洗面所つまりに困ったら、弊社にご相談ください。長年の実績とスピード対応、確かな技術力に定評があり、いつでもトラブル解決に尽力いたします。

洗面所つまりの主な原因

洗面所をつまらせる主な原因は、髪の毛、石鹸カスやオイル類の油分、アクセサリーやヘアピンといった小物類です。

・髪の毛
髪の毛にはヘアサイクルがあり、誰でも1日に50~100本は抜けるといわれています。通勤・通学前に髪をセットするとき、帰宅しシャワーを浴びて髪を乾かすとき、洗面台には髪の毛がたくさん落ちるものです。拾い集めてゴミ箱に捨てなければ、水と一緒に排水管へ流れます。1本1本は細くても、まとめて流すと髪の毛同士で絡まり大きな塊になることが少なくありません。こまめに回収しなければ排水管にたまり、つまりの原因になります。

・石鹸カスやオイル類の油分
洗面所では、1日に何度となく石鹸で手を洗います。その際に生じた石鹸の泡は、水に溶け込んで流れていくとは限りません。多少は排水管にたまり、やがて固まると水の流れを悪くします。石鹸、洗顔料、ボディクリーム、クレンジングオイルやマッサージオイルなどオイル類の油分にも、注意が必要です。油を含んだ液体が排水管に付着すると、髪の毛やゴミを巻き込んでヌメリや油汚れに成長します。

・アクセサリーやヘアピン
朝晩の洗面時に、うっかり落とすものの代表例がアクセサリーやヘアピンです。急いで朝の準備をしていると、大切な指輪やイヤリングを洗面所に流してしまうこともあります。小さなサイズでも、排水管の途中に引っかかれば髪の毛や石鹸カスが絡まります。放置すると次々に汚れが蓄積し、つまり症状は悪化するかもしれません。小物類だから簡単に流れるだろうと考えず、はやめの対処が望まれます。

洗面所排水の仕組みと構造

洗面所には、使い勝手を考えた仕組みがいろいろと施されています。構造上、とくにつまりやすい場所は、ヘアキャッチャー、S字トラップ、床下の排水管です。

・ヘアキャッチャー
ヘアキャッチャーは、髪の毛が細かいゴミが少しでも排水口に流れ込まないようにするための受け皿です。網目状の受け口が、排水口に流れてきた異物を流れないようにするストッパーとなります。1日に引っかかる髪の量は少なくても、徐々にたまっていきます。ゴミや石鹸カスが付着し固まれば、やがて受け口がふさがり水は流れなくなるかもしれません。ヌメリが発生する恐れもあるため、定期的な掃除は不可欠です。

・S字トラップ
S字トラップは、洗面台の下に設置されたパイプの曲がりくねった部分です。常に一定量の水をためておくため、S字状につくられています。トラップ部分の水は封水と呼ばれ、下水からの悪臭や害虫の侵入を防ぐ役割を果たします。ただ、S字トラップにたまるのは水だけではありません。ヘアキャッチャーを通過してきた髪の毛、油分、小物類も水と一緒にたまりやすいところは、厄介な点のひとつです。

・床下の排水管
住居の床下ではキッチンやお風呂場といった屋内にある水回り設備の排水管がすべて合流し、屋外の排水桝につながります。洗面所からの髪の毛や油汚れに加え、それぞれの水回りから流れ込んだ異物も運ばれてくるため排水管がつまる危険性は高くなるわけです。ここでトラブルが発生すると、つまりの原因を取り除くのは簡単ではありません。何か不具合を感じたら、はやめに業者に連絡したほうが無難です。

日ごろの予防が大切

洗面所に限らず、つまり症状は悪化すると解消するのに多くの手間がかかります。トラブルを防ぐには、日ごろのケアが大切です。

・ヘアキャッチャーや排水管は普段から清掃
まず、ヘアキャッチャーや排水管は日常的に清掃してください。ヘアキャッチャーについた髪の毛や石鹸カスは、歯ブラシやスポンジで洗い落とします。シート式のゴミ取りは汚れたら簡単に取り外して捨てられるので、掃除が楽になります。排水口にヘアキャッチャーが備わっていない場合、網目状のカパーを取りつけるのもおすすめです。

排水管に付着した汚れやヌメリには、液体パイプクリーナーで対処しましょう。手順は難しくなく、ヘアキャッチャーを取り外して排水口に薬剤を流し込むだけです。3~5分後に水を流せば、各種の汚れを落とせます。

・髪の毛や小物はすぐに回収
洗面所を使っていると、どうしても多少の髪の毛が落ちます。朝の忙しい時間に、何本もの髪の毛を拾い集めるのは面倒に感じるかもしれません。それでも日々の回収に努めれば、ヘアキャッチャーやS字トラップがつまるリスクを減らせます。髪の毛には石鹸カスや細かいゴミが絡まりやすいので、できるだけ排水口に流さないように心がけましょう。

小物類が排水管につまった場合、髪の毛や各種の汚れと異なり液体パイプクリーナーなどでは溶かせません。水の勢いでさらに奥へ押し込むと、取り出すのに苦労します。排水口に落としてしまったときには、すぐに回収しておきましょう。

まとめ

洗面所では、よく髪の毛や石鹸カスがヘアキャッチャーやS字トラップにつまります。何も対処しなければ水の流れが悪くなり、気持ちよく洗面所を使えません。つまり予防には、定期清掃とともに日ごろから異物を流さないように心がけることが効果的です。髪の毛、小物、細かいゴミの回収を習慣化し、いつでも清潔な洗面環境を保ちましょう。

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