水のコラム
【新型コロナウイルス対策】水回りを清潔にすることも予防につながる!
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、各家庭でもウイルス対策への取り組みが欠かせない状況となっています。手洗いやうがいをはじめとしたウイルス対策の基本を押さえたうえで、家族が毎日使う水回りをお掃除して常に清潔に保ちましょう。
ここでは、新型コロナウイルスをはじめとした感染症対策の基本や、知っておきたい手洗いのポイント、水回りのお掃除や消毒の方法についてお伝えしていきます。
新型コロナウイルス予防で大切なこと
新型コロナウイルスへの感染を防ぐために、生活のなかでどんな取り組みをするべきでしょうか。ウイルス感染症の対策は、基本的には風邪やインフルエンザの予防と変わりません。こまめな手洗いやうがいを行い、体調不良のときは外出を控えます。また、咳やくしゃみが出たときに備えて、マスクを着用しておくことも大切です。事情があってマスクを入手できない方は、「咳エチケット」を徹底するよう心がけましょう。
咳エチケットとは、咳やくしゃみによる感染を防ぐために、自分でできる取り組みです。具体的には、マスクを着用する方法、ティッシュやハンカチで口と鼻を覆う方法、衣服の袖で口と鼻を覆う方法があります。咳やくしゃみが出たときは、3種類の選択肢のうちで、今自分にできる方法を選びます。反対に、マスクを着用せずに咳やくしゃみをしたり、手のひらで咳やくしゃみを抑えたりすると、感染を広げやすくなるためご注意ください。
また、感染を防ぐためには、できるだけ人の集まりを避けるのが有効とされています。どんな集まりを避けるべきかの目安となるのが、「3つの密」という標語です。3つの密とは、具体的には「密閉空間(換気が悪い)」「密集場所(大勢で集まる)」「密接場面(近距離での会話)」のことです。これらの条件が多くそろうと、集団での感染のリスクが高まります。新型コロナウイルスへの感染を防ぐために、これらの基本を守りましょう。
手洗いのポイント
ウイルス感染症を防ぐためには、こまめな手洗いが有効です。人間の手には、さまざまな場所や物に付着したウイルスが付いているおそれがあるため、食事前・調理前・帰宅時の手洗いが感染症の予防につながります。新型コロナウイルスへの感染を予防するために、正しい方法で手洗いをしましょう。手洗いは、正しい方法で行えば多くのウイルスを洗い流せます。手洗いの効果を十分に発揮するために、いつもの手洗いの方法を見直してみましょう。
手を洗うときは、まず流水で手をすすぎ、石鹸を手に取ります。最初に手のひらをこすり合わせましょう。次に、手の甲・指先・指の間をこすり洗いしてください。仕上げに親指や手首まで、念入りに洗いましょう。最後に流水で石鹸を十分に洗い流したら、タオルやペーパータオルなどで水分を拭き取ります。手洗いやうがいで使う洗面所は、日々の感染症対策に欠かせない場所です。水回りは常に清潔に保ちましょう。
水回りを清潔にして感染防止
ご自宅の水回りを清潔に保つのは、感染防止において大切なポイントです。手洗いに使用する石鹸や、タオルやペーパータオルは清潔なものを設置し、家族内での感染を予防しましょう。ウイルス対策を意識して、日頃のお掃除に加えて消毒を行う方法もあります。ウイルス対策で品薄になりやすいアルコールが不足しているときは、ご自宅にある塩素系漂白剤を薄めて消毒液として使用すると良いでしょう。
塩素系漂白剤は、成分として含まれる「次亜塩素酸ナトリウム」の濃度が0.05%になるように薄めると、水回りをはじめとした家庭用の消毒液として使えるようになります。商品により次亜塩素酸ナトリウムの濃度が異なるため、お使いの商品のパッケージやWebサイトを確認していただくことをおすすめします。なお、塩素系漂白剤で作った消毒液は、手指の消毒には適していません。あくまで家庭用の消毒液としてお使いください。
トイレのドアノブ殺菌は塩素系漂白剤を薄めて!
トイレのドアノブには、たくさんの人の手が触れます。特に家族の人数が多いご家庭では、ウイルス感染が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。塩素系漂白剤を薄めて作った消毒液は、ドアノブの殺菌にも使用できます。ぜひトイレのドアノブの消毒にお役立てください。
なお、トイレのドアノブが金属製の場合は、成分の次亜塩素酸ナトリウムにより腐食が起こることがあります。そのため、消毒液を使用した後は10分間ほど放置してから、清潔な布を使って水拭きすることをおすすめします。消毒をして水回りを清潔に保ちましょう。
まとめ
新型コロナウイルスに限らず、感染症対策の基本は手洗いとうがいです。また、咳エチケットや3つの密を参考に、感染を広げないための一人ひとりの取り組みが重要となります。そんなウイルス対策に欠かせない洗面所や、ご家族が毎日使うトイレは、お掃除と消毒をして常に清潔に保ちましょう。