水のコラム
トイレつまり解消に有効な道具を4つ紹介
自分でトイレのつまりを解消したいとき、多くのご家庭にある道具を使って、状況を改善できる可能性があります。トイレつまり解消に有効な道具といえば「ラバーカップ」が有名ですが、ほかにもご自宅にあるものを活用できるかもしれません。
今回は、ラバーカップ・ハンガー・ペットボトル・ビニール袋という4つの道具を使った、トイレつまり対策についてお伝えします。ご自宅にある身近な物が役立つ可能性があります。作業をするときは、安全のため手袋を装着したうえでお試しください。
ラバーカップ
トイレつまりを解消する道具といえば、ラバーカップを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。正式名称は「通水カップ」ですが、「スッポン」などの通称でもよく知られているアイテムです。棒の先端に吸盤のようなカップが付いている形状で、トイレのほか浴室や洗面台に使える商品もあります。ホームセンターやドラッグストアなどの日用雑貨を取り扱う店舗で購入できるため、つまり解消のために用意しておくと便利です。
トイレつまりにラバーカップを使用するときは、まず便器内に十分な水があるか確認しましょう。水の量は排水口に当てたラバーカップが隠れる程度が目安です。もしも水が不足していたら、バケツや洗面器などで汲んだ水道水を入れておきます。この状態でラバーカップを排水口に当て、上から棒を押してください。カップが凹んだら、次にゆっくりと棒を引き上げていきます。上記の動作を繰り返すとつまりの解消につながります。
ハンガー
クリーニング店を利用したときにもらえる、針金でできたハンガー。ご自宅に不要な針金製のハンガーがあれば、トイレのつまり解消に使用する方法があります。ハンガーを使用するときは、まずハンガーの形状を手で解いて、1本の長い針金の状態に戻しましょう。次に、一方の先端を丸めて小さな輪のような形状を作ります。この輪の部分でつまりの原因を解消する仕組みです。完成した器具を便器に入れて、つまった物を溶いていきます。
ハンガーを使用した方法で解消できるつまりは、水に溶ける物が原因である場合のみです。たとえば、トイレットペーパーや水に流せるトイレクリーナーのように、水に溶ける物であればハンガーを使って改善できる可能性があるでしょう。一方で、水に溶けない固形物を誤って便器に落としてしまうようなケースには、ハンガーを使用できません。水道工事の専門業者に依頼して、速やかに修理することをおすすめします。
ペットボトル
空のペットボトルを簡単に加工するだけで、トイレのつまりを解消する道具を作れます。ボトルは市販されている500mlサイズで、かつ丸型のものをご用意ください。まず、ペットボトルの底の部分をハサミやカッターナイフでカットしましょう。飲み口のキャップは使用する前に取り外しておきます。この状態で、便器の排水口へペットボトルを差し込んでください。手袋を装着した手で、ボトルを押し引きしましょう。
ペットボトルを押し引きすると、ラバーカップと同じような効果が期待でき、便器の内部に水の流れが起こります。何度か動きを繰り返し、内部でつまっていた物が流れれば作業は完了です。こちらのペットボトルを使った方法は、ご自宅にラバーカップがないときに試してみてください。ただし、つまりの程度がひどい場合には解消が難しいことも。あくまでラバーカップがないときの軽いトラブルの対処法としてご検討ください。
ビニール袋
買い物をしたときにもらうビニール袋があれば、トイレつまりを解消するために活用できます。作業をするときは、内部に手を入れたときにしっかりと覆うことができる程度の、やや大きめの袋をご用意ください。まずは、手袋を装着した手をビニール袋のなかに入れて、手首のあたりを輪ゴムでとめておきます。この状態で拳を握り、排水口に入れて押し引きしましょう。ラバーカップと同じように水の流れを起こし、つまりの解消につながる可能性があります。
また、便器内に落とし物をしてしまったケースのように、水に溶けない固形物が排水口の浅いところにあるのであれば、ビニール袋をはめた手で掴み出すという方法もあります。誤ってスマートフォンを落としてしまったときや、子どもがおもちゃを流してしまったとき、状況によっては固形物を拾い出せるかもしれません。作業の難易度が高いと感じたら、無理をせずに専門業者へ連絡し、修理を依頼したほうが安心です。
まとめ
トイレつまりを解消したいときは、市販のラバーカップのほかにも、ハンガー・ペットボトル・ビニール袋を使った方法があります。ただし、これらはあくまで軽度のつまりを解消するための方法です。症状の改善が難しいなら、水道工事のプロにお任せいただいたほうが安心できます。京都市・宇治市・舞鶴市・亀岡市・福知山市にお住まいの方は、どうぞお気軽にきょうと水道職人までお問い合わせください。