水のコラム
水回りにコバエがいるとどんな被害があるの?
台所を始め、水回りでコバエが目に入ると気になるものです。気分的に不快に感じるだけでなく、場合によっては体調面のトラブルも引き起こします。できれば、コバエの発生は避けたいところでしょう。
そこで今回は、コバエの特徴をふまえつつコバエが及ぼす被害や水回りに発生しやすい理由をご紹介します。
そもそもコバエってどんな虫?
コバエとは、大きさ2~3mmほどの小さなハエを指した総称です。一般家庭では、水回りを中心にショウジョウバエ、ノミバエ、チョウバエ、キノコバエがよく目につきます。
・ショウジョウバエ
ショウジョウバエは、台所で見かけるコバエの大半を占めるといわれている種類です。体長は約2~3mmあり、眼は赤く全体に黄赤色を帯びています。生ゴミに発生しやすく、とくにアルコール発酵し始めた果物が好みです。
・ノミバエ
ノミバエは、室内を飛ぶほか食卓や台所も歩き回っている種類です。体長は3mm前後であり、全体に黄褐色を帯びています。発生場所は生ゴミや腐った植物と多岐にわたり、食品にも産卵するため食品衛生上も問題視されるコバエです。
・チョウバエ
チョウバエは、昼間にトイレの壁などで静止していることの多い夜行性のコバエです。体長は約5mmと大きめであり、全体に黒色を帯びています。お風呂や台所の排水回りから、室内に侵入すると見られています。
・キノコバエ
キノコバエは、生ゴミではなく湿気の多いところや腐った植物を好むタイプです。体長は2mmほどで、灰黒色を帯びています。一般家庭では、その特徴から台所周辺より観葉植物のある部屋に現れやすい傾向があります。
コバエにより起こりうる被害
コバエにより起こりうる被害のうち、とくに注意したい問題はハエ症です。また、コバエの大量発生にも気をつける必要があります。
・ハエ症の問題
ハエ症は、主にノミバエが食品に産卵することで引き起こされるトラブルです。その食品を摂取して卵を体内に入れると、発症につながります。
一般家庭ではノミバエが身の回りの食品に潜り込んで産卵することがあり、とくに好まれる食材は肉類です。ノミバエの卵が産みつけられた料理を食べると、食品のなかでふ化した幼虫が体内に運ばれる可能性があります。チョウバエが鼻や口から入るケースも、ハエ症を招く原因のひとつです。
ハエ症になると、コバエの幼虫に腸が刺激され腹痛や下痢症状が現れます。
・コバエの大量発生の問題
コバエは、高い繁殖能力をもつことで知られるハエの仲間です。ショウジョウバエやノミバエは、1度に数十個の卵を産めます。ふ化するまで早ければ2週間前後であり、ふ化後の成虫も数日あれば産卵できます。短期間で連鎖的に産卵する可能性があり、大量発生には注意が必要です。
水回りでコバエが発生しやすい理由
一般家庭でよく見られるコバエは生ゴミや湿気を好む傾向にあり、屋内の水回りで発生しやすいと考えられています。
・生ゴミを好むショウジョウバエやノミバエ
ショウジョウバエやノミバエは、いずれも生ゴミを好む種類です。上述の通り、ショウジョウバエは腐った果実、ノミバエは肉類によく生息しています。
多くの家庭では、調理の食材カスや料理の食べ残しを台所の三角コーナーや生ゴミ用のゴミ箱に廃棄しているでしょう。この場合、ショウジョウバエやノミバエは水回りのなかでも生ゴミがたまりやすい台所によく姿を現します。
・水回りに生息するチョウバエ
チョウバエは、もともと湿地や沼の水際に生息するコバエです。この性質により、一般家庭でも好んで水回りに発生します。水回りであれば台所からお風呂場の排水溝、また下水管のヘドロまで幅広く生息場所に選ばれます。
・湿気を好むキノコバエ
キノコバエは、腐った植物のほかに湿気も好む種類です。そのため観葉植物のある部屋にとどまらず、水回りにも発生します。とくに梅雨の時期は高温多湿の環境になるため、大量発生に注意が必要です。
水回りの清掃はプロにお任せ!
水回りでのコバエ発生を防ぐには、日頃の清掃が効果的です。しっかり駆除するなら、専門業者に清掃作業を依頼しましょう。
・清掃のポイント
普段の清掃で心がけたいポイントは、速やかな生ゴミの処理とこまめな排水溝のお手入れです。
台所では三角コーナーに食材カスや食べ残しをためず、生ゴミの入ったゴミ袋や専用のゴミ箱はしっかり密閉しましょう。台所やお風呂場の排水口にゴミは放置せず、1週間に1度くらいのペースで定期清掃するのが理想です。
水回り以外も、空き缶や腐った植物を放置せず清潔に保っておくとコバエの発生防止につながります。
・プロの技術で集中的に駆除
日頃の清掃を心がけてもコバエの発生が続く場合、発生源を集中的に駆除する必要があるかもしれません。
その場合、専門業者に作業を任せると確実です。排水口回りなどに堆積した汚れのなかに卵や幼虫が発生していないか点検し、コバエの発生源を正確に特定したうえで集中的に駆除処置を施します。
水回りのコバエにお困りのときは、遠慮なく専門業者にご相談ください。
まとめ
水回りには、生ゴミや湿気を好むコバエが数多く生息します。その種類によってはハエ症の原因になるため、放置は好ましくありません。コバエの発生防止策としては、日頃の清掃により清潔な環境を保つことが効果的です。
それでも目につく場合には、専門業者であるきょうと水道職人にお任せください。自力では解消できない汚れやつまりも専用の薬剤で解消し、コバエが寄り付かない水回りを実現します。福知山市や舞鶴市など、府内全域に出張していますので、お困りの際はきょうと水道職人までお問い合わせください。