水のコラム

洗面所の詰まり、どうする?無理をすると修理や交換で出費も

2020年12月31日  つまりのトラブル

洗面所の排水口は直径が狭く、詰まりやすそうに見えますよね。毎朝忙しく身支度をしながら、ここが詰まったらどうしたらいいのだろう…という思いが頭をよぎったことはありませんか?

洗面所の詰まりには自分で対処できるものとそうでないものがあります。あやふやな知識のまま無理なやり方をすると、破損して修理費がかさむこともあり得ますので、ここで基本的なことを押さえておきましょう。

洗面所が詰まる原因、厄介なのは髪の毛

洗面所が詰まる主な原因は髪の毛です。
ドライヤーで髪を乾かしたりブラシで梳かしたりする時、髪の毛がよく落ちます。
自分では気づかないうちに排水口に落ちた髪の毛は、そのまま流されていくとは限らず、排水管の内側に付着しているぬめりと絡み合い徐々に詰まっていきます。このぬめりは石鹸カスからできており、洗面所を使う限りは発生し続けるものです。

もう1つの原因は、誤って落としてしまう固形物です。
多くの排水口には髪の毛をある程度受け止める「ヘアキャッチャー」がついていますので、固形物がそこにとどまれば容易に拾うことができます。
しかし、その目をすり抜けるような小さいものが落ちて流され、手の届かないところに引っかかると、そこに髪の毛などが絡まって詰まりに発展します。

例えばよく落とすものには、歯磨き粉のキャップやピアス、ヘアピンなどが挙げられます。
詰まりが発生する場所は、主にヘアキャッチャー、洗面台の下でS字やP字に曲がった「トラップ」、その先の排水管になります。

これらは細いため特に詰まりやすいのですが、他にも床下の太い排水管や排水枡が詰まってしまう事例もあります。
また、床下の設備は、隣接する洗濯機やお風呂とも繋がっていることが多く、ここが詰まると洗濯機もお風呂もいっぺんに流れなくなることがあります。

詰まらせないために日頃心がけること

洗面所の詰まりを未然に防ぐには、毎日のちょっとした心がけが大切になります。
ヘアキャッチャーをこまめに掃除するのはもちろんですが、そもそも洗面台にものを流さないように意識して使うと良いでしょう。

例えば、髪の毛が洗面ボウルに落ちたら、流さずに拾いましょう。1本くらい流しても…という油断が想像以上の蓄積に繋がるものです。排水管に貯めるのではなく、ゴミ箱に貯めて捨てましょう。

また、小物を扱う時は洗面ボウルの上を避けるのもコツです。ヘアピンで髪をセットしたり、ピアスを付けたりする時、鏡をのぞき込むのは自然なことですよね。でも、その下の洗面ボウルは傾斜がついていることが多いですので、うっかり落としたらすぐに滑って行ってしまい、瞬時にキャッチするのは至難の業です。
洗面ボウルではなく、その両脇の台の上で身支度するなど、意識して工夫してみましょう。

しかし、ものを流さないよう気を付けていても、詰まりの要因をゼロにすることはできません。そこで、「パイプユニッシュ」などの洗浄剤で定期的にクリーニングすることをお勧めします。軽度の髪の毛やぬめりの蓄積であれば解消でき、常にパイプの通りを良くできるので安心です。

自然に優しい方法でクリーニングしたい、と思う人は排水口に重曹を入れ、あとから酢と湯をかけるという方法でも可能です。それぞれ投入する割合は「重曹2:湯2:酢1」になります。

詰まりに自分で対処するには?直し方と注意点

さて、それでは本格的に洗面所が詰まってしまった時は、どのような直し方があるでしょうか?
まず、ヘアキャッチャーが詰まっているだけであれば、すぐに取り出して掃除できますよね。問題はその奥の、手の届かない部分が詰まった場合です。

トラップに至る手前の、排水口からまっすぐ伸びたパイプは、加工したストローで掃除するという手段があります。ストローの先をV字型に切り落とし、そこから5ミリおきくらいの間隔で切り込みを入れます。ストローの左右を、先端と同じ角度で斜めに切っていく形になります。それができたら、ストローを排水口に突っ込み上下に動かせば、髪の毛などが切り込みに引っかかり、掻き出すことができます。

トラップやその先の排水管が詰まっているようなら、「ラバーカップ」を使用しましょう。
まずはオーバーフローの穴をふさいで空気が通らないようにし、排水口のフタやヘアキャッチャーなどを外して水を貯めます。ラバーカップを押したり引いたりを繰り返して、水の流れる音がすれば詰まりが取れたサインです。

もし何度やってもダメなら、「ワイヤーブラシ」という専用の道具を使う方法がありますが、排水口が十字になっているタイプなど、ワイヤーブラシを挿入できない場合もあります。

また、業務用の洗浄剤を購入して使ってみるのも効果的ですが、かなり強力な薬品であるため、取扱いには十分注意が必要です。落としたアクセサリーなど固形物を取り出すには、トラップを取り外す方法もあります。

樹脂製のS字トラップの場合、水抜き栓を開けてトラップの水をバケツに移してからトラップを取り外せば、溜まったものを取り出して掃除することができます。ただ、古くて劣化しているものは無理に外そうとすると破損の恐れもあり、その分修理や交換の料金がかかってしまいます。
業者を呼ぶのであれば、破損させずに掃除だけ依頼する方が負担も軽くてすみます。

どうにもならない時は専門業者へ連絡を

気を付けてはいても、うっかり小物を落とすことはありますし、薬剤だけでは解消できない詰まりもあります。対処方法は色々とありますが、もし手に負えないと思った時は、無理をせず専門業者に連絡しましょう。

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