水のコラム

トイレの水漏れ!原因と自分でできる解決法とは?

2021年06月17日  トイレのトラブル

トイレからじわじわ、ポタポタと水が出る水漏れはどのご家庭にも起こり得るトラブルです。衛生的に良くないだけではなく、少しの水量だからと処置を遅くしていると水道料金の高騰や、階下への浸水などの新たな被害に発展する恐れがあります。

滴る程度の量だからと水漏れを侮ってはいけません。ポタポタが1日続くとかなりの水量になるため普段数千円で済んでいた水道代が、数万円に跳ね上がってしまうケースがとても多いのです。

また、集合住宅で階下にまで水漏れをさせてしまうと、家具や家電などの損害賠償を負担しなければならなくなることもあります。水漏れを発見したら、すぐに原因を究明し解決しましょう。

トイレの仕組み

トイレの水漏れはさまざまな場所で起こります。まず、一般的な家庭洋式トイレの排水の仕組みを理解しましょう。

便器の水たまりの下にはS字型の排水路があり、排水ソケットにつながっています。便器流す水量を調節するタンク内にはボールタップという水位を測るための浮遊する球体を支える部品、タンクの中央部に立つオーバーフロー管という水が増えたときに便器内に逃すための管、フロートバルブという排水弁の蓋の役割を担うゴム製のバルブがあります。排便後レバーを引くと、レバーとタンク内でつながっているフロートバルブとが引っ張られ、タンクの底の排水便が開き便器内に水が流れる仕組みです。

タンク内の水位が下がると浮き球が下がるため、それに合わせて給水管から給水され、十分な水位まで浮き球が上がれば給水は止まります。給水管と壁の接合部には止水栓という給水量の管理をする線があります。これらのどこかに不具合があるため、便器内に水漏れが起きるのです。

水漏れの原因と対処法

水漏れを確認したら慌てずに、どこから漏れているのかをきちんと把握しましょう。たいていの場合は、給水管の接合部、便器の本体、トイレタンク、ウォシュレット、トイレと床の隙間、ひび割れのうちのどれかです。どの場合も作業を開始する前に止水栓をしっかりと閉め、ゴム手袋とバケツを用意し、新聞紙などで便器周りをしっかりと保護してください。

・給水管の接合部や便器の本体
まず、給水管の接合部からの水漏れですが、こちらは管の老朽化、もしくは接続部を固定するためのナットが緩んでいるかゴム製のパッキンが経年劣化しているのが原因です。ナットの緩みは締めなおせば解決しますが、トイレのパッキンの耐用年数は10年前後と言われています。

まず、接合部の下にバケツを置いてから、レンチなどでナットを外し中のパッキンを取り出し新しいものをはめて元に戻します。パッキンはホームセンターなどで購入できますので、サイズを測り事前に用意しておきましょう。

便器内にチョロチョロという水漏れが起きている場合はタンク内部のフロートバルブに原因がある可能性があります。タンク内のバルブを取り出し黒いゴムが溶けて、手に移るようなら交換が必要です。ホームセンターやメーカーのオンラインショップで新しいものを取り寄せて、自分で鎖につないでみてください。

バルブに異常がない場合本体の排水システムやパッキンに何らかの原因がある可能性があります。トイレタンク内の水はレバーを引いてすべて抜き、便器内の水もコップなどで取り除いてから、ナットを外し便器を取り外して、便を排水管に流す排水ソケットのパッキンを交換してください。かなり大掛かりな作業になるので、ご自身で行うことにご不安な場合は水道修理業者に依頼をしましょう。

・トイレタンク
タンク内の水漏れの原因は、たいていパッキンや部品の劣化が原因で交換が必要になります。とくに多いのがゴムフロートやチェーン、ボールタップやオーバーフロー管の不具合はよく見られます。水漏れの箇所をタオルで拭くなどして特定したら、ナットを外してパッキンを交換し、それでも症状が改善しない場合はパーツを取り寄せ交換しましょう。

・ウォシュレット
ウォシュレットからの水漏れは、機械を外したところにある給水フィルターや水抜き栓が多いです。もしくは便器内のノズルの不具合によるものが多いです。いずれの場合もパーツを新しいものに交換することで解決します。

・トイレと床の隙間
トイレと床の隙間から起こる水漏れの原因で考えられるのは、まずトイレの設置不良です。施工の際に排水管と接続にずれが生じている際に起こります。引っ越しやリフォーム後間もなく起きることが多いため、その際はメーカーや施工会社に連絡をしましょう。寒い日で漏れた水が透明で臭いもないようでしたらタンク表面の結露が原因である可能性もあります。結露の原因はトイレ内の水と外気の温度差と湿度なので、こまめに換気して結露を拭き取り改善するのを待ちましょう。

・ひび割れ
また、稀に便器がヒビ割れてそこから水漏れしているケースもあります。陶器は半永久的に使用できるため、通常の使用では考えられませんが確認できた場合は補修用の防水パテなどで一時的に保護した後、水道修理業者に依頼し便器を交換してください。

さらに、滲み出ている水が汚れていて悪臭がある場合は床下の排水管が破損しているため、そこから漏れた水が床上に浸みだしている、というパターンも考えられます。その場合、必ずしもトイレの床下が原因というわけではなく、キッチンやお風呂場の可能性もあるためその場合も水道修理業者に連絡をしたほうが良いでしょう。

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きょうと水道職人は京都市、京丹後市、京田辺市、八幡市、木津川市など京都府全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。トイレや浴室や洗面所、キッチンでのつまりをはじめ、水回りのトラブルでお困りの際には、ぜひ気軽にきょうと水道職人までお問い合わせください。

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