水のコラム

お風呂の換気扇を掃除する方法とは?注意するべきポイントも解説!

2022年01月21日  お風呂のメンテナンス


お風呂の換気扇はどれくらい掃除していますか?年末の大掃除のときくらいしかしないという家庭も珍しくないでしょう。しかし、お風呂の換気扇はこまめに掃除するべきです。

面倒に思うでしょうが、放置すると人体にも悪影響を及ぼしてしまうのです。そこで、お風呂の換気扇の掃除方法などをご紹介します。ご参考ください。

お風呂の換気扇汚れの原因

お風呂の換気扇は長く使用し続けていると、内部にゴミやホコリがどんどん溜まっていきます。また、浴室は他の場所よりも湿気が溜まりやすい場所です。

換気扇の掃除をしなければ、蓄積された汚れによって上手く作動されなくなり、湿気を排出できずに内部にどんどん溜まっていってしまうのです。そうすると、換気扇の内部でカビが発生し悪臭を引き起こしてしまいます。

■換気扇汚れを放置すると人体にも悪影響
換気扇汚れを放置して起こるのは、カビや悪臭だけではありません。人体にも悪影響を与えます。

たとえば、カビの中には肌に悪影響を及ぼすものもあります。カビの胞子を吸い込むことでアトピー性皮膚炎になってしまったり、喘息や肺炎などの症状を引き起こしてしまったりすることもあります。

また、感染症になってしまう恐れもあります。このように、換気扇汚れを放置してしまうと最悪命に関わるケースもあるのです。自分や家族を守るためにも、お風呂の換気扇は定期的に掃除をするようにしましょう。

お風呂の換気扇を掃除する方法

お風呂の換気扇掃除の重要性が伝わったでしょうか。しかし、肝心の換気扇の掃除方法がわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、換気扇の化粧パネルの外し方から掃除方法までご紹介します。

■お風呂の換気扇掃除に必要なもの
お風呂の換気扇を掃除するための掃除用ブラシやスポンジ、汚れを落とすための重曹やお風呂用の中性洗剤は必須です。雑巾やタオルも用意するべきですが、できればマイクロファイバー生地のものがおすすめです。

他にも、ホコリから身を守るためにマスクやメガネまたはゴーグルなども必ず用意しましょう。

また、汚れや手荒れが気になる方は軍手やゴム手袋があれば便利です。そして、換気扇の化粧パネルを外すときに使用するドライバーやレンチなどの工具、天井にある換気扇が手に届かないとき用に椅子や脚立も必要になります。

■プロペラタイプの外し方
まず、掃除を始める前にもしもの感電を防ぐためにブレーカーを落としておきましょう。それから換気扇を外していきます。プロペラタイプの外し方は、まずプロペラ周辺を覆っているパネルやカバーを外します。

そして、中心にあるボタンを押すか中心部分を回してプロペラを取り外します。この方法で取り外せないものもあります。必ず、事前に取扱い説明書を読んでください。

■シロッコファンタイプの外し方
シロッコファンタイプには、「化粧パネル」と呼ばれるカバーが取り外せるタイプと取り外せないタイプの2種類があります。見極めるには、化粧パネルを下に引っ張りましょう。化粧パネルが動いたり、固定しているネジが見つかれば、取り外せるタイプです。

反対に、固定しているネジが見つからず動かなければ、取り外せないタイプになります。

取り外せるタイプの場合、まずは化粧パネルを下に引っ張ります。もしネジで止まっているときには先に外してから引っ張りましょう。化粧パネル内側2箇所にV字の針金がついているときは、針金を手でI字に近づけるようにつまみ、下に引っ張り化粧パネルを取り出します。

取り外したら、次にシロッコファンを外していきます。シロッコファンを覆うようについている円盤状の物体をネジで回して外します。シロッコファンを押さえながら中心部をナットで回したら、ゆっくり下に引き抜きましょう。

もしこの方法で上手く取り外せない場合は、無理に外すのは止めましょう。できるところまでで構いません。取り外せないタイプの場合は、換気扇の横にあるフィルタ-引き出し用のつまみを探し、ホコリが落ちないように静かにつまみを横に引っ張って取り出します。

それぞれの外し方は以上です。どんな場合でも、必ず事前に取扱説明書を読むようにしましょう。

■お風呂の換気扇を念入りに掃除する方法
お風呂の換気扇を半年以上掃除していない方は、一度念入りに掃除しておきましょう。掃除の頻度は、大体年に4回程度が理想です。

シロッコファンを外せるタイプの場合は、まず中性洗剤を直接シロッコファンにかけて、つけ置きしておきます。フィルターや化粧パネルは張ったお湯に浸し、その上から中性洗剤をかけます。

つけ置き時間はそれぞれ30分ほどが目安です。時間が経過したら、それぞれスポンジや掃除用ブラシでこすり洗いをしましょう。洗い終わったら水で洗剤をすすぎ、タオルで水分をしっかり拭き取り完全に乾燥するまで待ちます。

乾燥し終わったら元の状態に戻し、正常に作動するか電源をつけて確認しましょう。問題がなければこれで終了です。

続いて、シロッコファンを外せないタイプの場合です。まずは同じく、フィルターや化粧パネルを張ったお湯に浸し、その上から中性洗剤をかけます。つけ置き時間は30分が目安です。

次に、換気扇全体のホコリを掃除機で吸い取ります。細かい箇所も汚れが残らないように爪楊枝や竹串などを使いキレイに汚れを取り除きましょう。

その後、お湯と中性洗剤を混ぜたものを雑巾に浸し、固く絞ったらシロッコファンを拭きます。拭き終われば元の状態に戻し、正常に作動するか電源をつけて確認しましょう。問題がなければこれで終了です。

■お風呂の換気扇の簡単な掃除方法
一度しっかり掃除をすれば、当分の間は簡単な掃除で済みます。わざわざ換気扇のネジを外す作業をしなくて済むので手軽に掃除をすることができます。

掃除の頻度は、大体月に1回程度が理想です。まずはフィルターを外し、掃除機で化粧カバーも一緒にホコリを吸い取ります。その後、お湯と中性洗剤を混ぜたものを雑巾に浸し、固く絞ったらシロッコファンを拭きます。

拭き終われば元の状態に戻し、正常に作動するか電源をつけて確認しましょう。問題がなければこれで終了です。

お風呂の換気扇を掃除する際に注意するべきポイント

お風呂の換気扇掃除ですが、キッチンの換気扇を掃除するのとはまた違います。そこで、お風呂の換気扇を掃除するときの注意点を3点ご紹介していきます。

■キッチン用とお風呂用とでは汚れの種類が違う
キッチンの換気扇の汚れの原因は、主に調理中に飛び散った油汚れやホコリです。油汚れには、中性洗剤やアルカリ性洗剤を使った方がよく汚れが落ちます。

一方、お風呂の換気扇の汚れの原因は、主にカビやホコリです。カビの除去や除菌が目的の場合は、塩素系漂白剤や除菌用エタノールを使用する必要があります。

■換気扇の素材によってカビ取り用洗剤の種類に注意が必要
カビ取り用洗剤を使用するときは、素材によって注意が必要です。プロペラファンに多く使われるプラスチック素材の場合、アルカリ性洗剤を使用すると破損する恐れがあります。

また、アルコールを使用すると樹脂やコーティングが溶ける危険性があるため注意しましょう。シロッコファンに多く使われる金属素材の場合、塩素系漂白剤の使用で錆びたり腐食したりする恐れがあります。

さらに、酸素系漂白剤を使用すれば黒ずみや劣化などが起きる危険性があります。このように、それぞれ素材との相性があります。カビ取り用洗剤を使用するときには、事前に確認してから使用しましょう。

■浴室にカビが残っているとすぐに再発する恐れがある
浴室は最も湿気が溜まりやすい場所になります。仮にお風呂の換気扇に発生していたカビを取り除いたとしても、浴室のどこかにカビが残っていると、またすぐに再発する恐れがあります。

その場合は、浴室の壁や床などで繁殖しているカビ全てを根こそぎ退治する必要があります。

しかし、個人で退治するのはなかなか骨が折れます。そのため、この場合はクリーニング業者に浴室全体を掃除してもらい、カビを根こそぎ除去してもらうのが手っ取り早くなります。

まとめ

お風呂の換気扇掃除は、普段からなかなか掃除しない箇所の1つでしょう。しかし掃除を放置しておくと、悪臭だけではなくアトピーなど人体にも悪影響を及ぼしてしまいます。

自分や大切な家族の体が危険にさらされると思ったら、面倒だと思ってもやる気になるのではないでしょうか?ぜひこの機会に、お風呂の換気扇掃除を検討してみてください。

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