水のコラム

キッチンシンクの本体価格と交換費用相場を確認しよう!

2022年01月22日  キッチンのメンテナンス


キッチンのシンクはいつも清潔さを保っていたいものです。どんなに丁寧に掃除しているつもりでいても、長く使い続けると傷がついたり汚れが染み込んだりしてくすんでしまいます。

実は、システムキッチンのシンクだけを取り換えることが可能です。シンクのみの交換は、キッチン全体の交換に比べて費用を安く抑えることができるのがメリット。キャビネット部分はそのままでもシンクと天板が変わるだけで、キッチン全体が新品のように見違えます。

キッチンのリフォームは予算的に難しくても、シンクだけなら手軽に検討できそうですよね。本記事ではシンクの素材と特徴、シンクを決める際のポイントと価格相場、専門業者に交換を依頼する際の確認すべきポイントを解説します。

キッチンシンクに使われる素材ごとの特徴とは?

以前はステンレス製のキッチンがほとんどでしたが、今はあらゆる素材のキッチンが出てきています。特に人工大理石はデザイン性にもおしゃれで人気のある素材です。性能はどうなのでしょうか。現在販売されているキッチンの素材は次の通りです。

・ステンレス製
・人工大理石
・ホーロー製
・陶器

まず「ステンレス製」のシンクは耐久性と耐熱性が抜群で、サビが発生しにくい素材です。そのためメンテナンスも楽で、昔からキッチンシンクの定番です。デメリットは傷つきやすく、水アカが目立ち、表面の光沢は時間と共に薄れていく点です。

次に「人工大理石」はアクリル樹脂やポリエステル樹脂で作られていて、見た目が大理石のように高級感があります。アクリル樹脂の商品は耐久性に優れています。ポリエステル樹脂の商品は安価なので採用しやすい反面、アクリル樹脂に比べて汚れが落ちにくいです。

しかし、基本的には他の素材よりも汚れが落ちやすく、手入れも楽で色もデザインも豊富なため人気があります。

デメリットは熱やシミに弱い点と、長く使用すると細かな傷に汚れが染み込み、落ちにくくなってしまう点です。

現在は日本のキッチンにおいて人工大理石が主流になっており、さまざまなメーカーで力を入れて開発に励んでいます。

そして「ホーロー製」は鉄やアルミなどを下地にして、その上にガラス質のうわ薬を高温で焼きつけたものです。耐熱性や耐久性に優れていますが、衝撃に弱い難点があります。固い物をぶつけてしまわないように、シンク周辺で作業を行う時は気を付けましょう。

「陶器」はシンクで使用するものは厚みがあり、錆びにくいだけではなく酸やアルカリにも強く衛生的な素材です。ナチュラルな質感ですが、長期間使用していると小さなヒビが発生してしまいます。

デザイン性に優れていれば、その分性能が少し劣ってしまうこともあります。こだわりたい部分と性能を見比べ、優先順位を考えてご自身が使いやすいと感じる素材を選びましょう。

キッチンシンクを選ぶ際に確認するべきポイント

現在、多くの素材を使ったキッチンシンクが販売されているので、デザイン性をとるのか、性能をこだわるのか悩んでしまいますよね。キッチンシンクを選ぶにあたってのポイントは、次のことが挙げられます。

・防汚性
・耐久性、耐熱性
・価格
・デザイン

まず「防汚性」です。毎日使うシンクは、清潔で衛生的な環境を保っておきたいですよね。防汚性は、汚れに強く清潔な状態を維持のしやすさを表します。衛生に保つには、手入れのしやすさも重要です。

次に「耐久性、耐熱性」です。耐久性、耐熱性が低いとすぐにひびが入ってしまったり、溶けてしまったりします。ひびが入るとひび割れの微分にカビや雑菌が入り込み、不衛生で劣化も早くなってしまいます。

そして「価格」です。シンクの価格は素材で異なります。シンクのみを変える場合で素材別の価格相場は、ステンレス製が約1万~8万円、人工大理石が約3万~10万円、ホーロー製は約7万~23万円、陶器製は約5万~18万となっています。予算に収まる素材を選びましょう。

最後に「デザイン」です。シンクのみの取り換えはデザインやサイズが異なると設置できません。既存のものが狭いなど使いづらければ、ワークトップごと取り換えてしまうのもおすすめです。

キッチンシンクの本体価格と交換費用相場

キッチンシンクのみの取り換えであれば、キッチン全体をリフォームするよりも費用を抑えられます。キッチンの状態にもよりますが、シンクのみの取り換えの価格相場は約10万~20万円です。

そして素材別の価格相場はステンレス製が約1万~8万円、人工大理石が約3万~10万円、ホーロー製は約7万~23万円、陶器製は約5万~18万です。カウンタ―とシンク両方交換の場合は20~30万円前後、セクショナルキッチンの流し台の取り換えは約5万~30万前後と言われています。

しかしキッチンを20年以上リフォームしていないのであれば、キッチン全体のリフォームを行った方が良いでしょう。あらゆるところが老朽化し、トラブルが発生してしまう可能性があります。

シンクに傷や亀裂が入ったときは交換じゃなく修理で良い場合もあります。交換か修理か迷った際には専門業者に相談してみましょう。

キッチンシンクの交換を業者に依頼する際にチェックするべきポイント

キッチンシンク取り換えはリフォーム会社に依頼します。キッチンシンクの取り換えを業者に依頼するときのポイントは、次の通りです。

・アフターフォローが充実している
・予算を聞いてくれる

まず「アフターフォローが充実している」という点です。シンクの交換は水道やガス工事も必要になることがあります。業者のミスだと思われる場合でも非を認めない悪質な業者もいます。

そのような事態を回避するためにも、アフターフォローの有無は必ず確認しておきましょう。なおアフターフォローがあっても有料だったり、回数が決まっていたりする場合もあります。アフターフォローの内容も確認しておきましょう。

そして「予算を聞いてくれる」という点です。予算を抑えたいという方もいると思います。見積もりの時点で予算をしっかり伝えておきましょう。

しかし費用相場とかけ離れた金額を提示すると工事ができないと断られるケースもあるので、最低限の予算は用意しておきましょう。また、業者にお願いした際の費用は材料費の他に出張費や作業費などもろもろ加わります。事前に確認しておきましょう。

水回りの工事は工事が終わった後に思いかけずトラブルが発生してしまうこともあります。信頼関係を築ける専門業者と出会えるように複数社から見積もりを取って比較検討するのがおすすめです。価格はあいまいなものではなく、明確に提示してくれる会社であれば信頼できるといえるでしょう。

まとめ

今回はシンクの素材と特徴、シンクを決める際のポイントと価格相場、専門業者に交換を依頼する際の確認すべきポイントを解説しました。

キッチン全体をリフォームするより、シンクだけの交換であれば費用を抑えられます。しかし、キッチン自体が年数を経ていれば、あらゆる箇所が老朽化し、トラブルが起こってしまいます。

そのような状況であれば、キッチン全体を換えてしまった方がよいでしょう。またリフォーム会社を選ぶ時は1社だけに絞らず、まずは複数見積もりを依頼してください。信頼でき、安心して工事を任せることのできるリフォーム会社を見つけましょう。

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