水のコラム

浴槽を塗装するメリット・デメリットとは?具体的な費用相場も確認!

2022年01月24日  お風呂のメンテナンス


お風呂の浴槽に傷や錆びなどが発生したら、キレイにしたくなりますよね。お風呂など水まわりのリフォームは高額な費用が発生しやすいのですが、浴槽をキレイにするには比較的リーズナブルにできる「浴槽塗装」という方法があります。

今回は、浴槽塗装・浴室塗装について詳しく解説します。

浴槽を塗装するメリット・デメリット

一般的に浴槽の劣化による症状は、色褪せ・変色・サビ・カビ・ひび割れ・ふくれなどが起きてきます。

浴槽に硬く重いモノを落としてキズを付けたり、掃除を怠っていたり、浴槽に不適合な洗剤を利用して掃除をしていたりした場合も、浴槽を劣化させる原因に。しかし「リフォームは高い」と感じたら、浴槽塗装がおすすめです。

ここでは、浴槽塗装のメリットとデメリットについて解説します。

■浴槽塗装のメリット1:低価格でキレイにできる
浴槽のリフォームと比較すると、浴槽塗装の方が低価格で浴槽をキレイにできます。目安的な費用を比較すると、低価格であることがわかります。

浴槽の塗装:9.5万円~15万円(工期:1日~3日)
浴槽の交換:10.5万円~52万円(工期:1日~1週間)
ユニットバス交換:50万円~150万円(工期4日~1週間)

浴槽の交換も、どのタイプに交換するかで値段が変わってきます。
しかし、同タイプの浴槽に交換するなら、浴槽塗装の方が確実に安く済みます。

■浴槽塗装のメリット2:工期が短い
先の解説でもお伝えしたとおり、浴槽塗装は工期が1日~3日と短いメリットがあります。

浴槽の交換でも1日の工期で完了するケースもありますが、これは置き型のバスタブなのであまり使われていません。お風呂はできれば毎日入りたいものですから、工期が短くキレイになるほうが嬉しいですよね。

■浴槽塗装のメリット3:浴槽のサイズや形状を問わない
浴槽塗装では現在の浴槽を塗装するので、サイズや形状に関係なく塗装することが可能です。もしも、タイル張りのお風呂で浴槽が埋め込みタイプの場合、交換するとなると浴槽周りのタイル工事が必要となり、費用も多くかかってしまいます。

結果的に、浴槽だけでなくお風呂全体のリフォームをせざるを得ない状況になるケースもあります。

また、ユニットバスの交換となると解体、搬出が不可能で浴室の壁を壊すケースもありますし、浴槽自体を風呂場から搬出できない可能性もあります。

その点、浴槽塗装では現状のまま塗装することが可能なので、搬出などのトラブルは起きません。

■浴槽塗装のメリット4:廃材がない
浴槽塗装は現在の浴槽をキレイに塗装するので、解体などの必要がありません。また、浴槽周りの工事も不要なので、廃材がでないメリットがあります。

低価格・短工期でゴミも出ないので、環境にもお財布にも優しい手法となっています。

■浴槽塗装のメリット5:好きな色が選べる
浴槽塗装は、豊富なカラーバリエーションが用意されています。

これまでは水色だった浴槽をピンクにすることも可能なので、使用できるカラーバリエーションから好きな色で塗装することが可能です。

浴槽の色を変えるだけでもお風呂全体の雰囲気が変わるので、大きなメリットといえるでしょう。

■浴槽塗装のデメリット1:機能は現状維持のまま
浴槽を交換する場合は、新機能のついた最新の浴槽に交換することが可能です。

たとえば、これまで追い焚き機能がなかったので浴槽交換のついでに給湯機も交換して追い焚き機能を付けることもできます。しかし、浴槽塗装の場合は現状の浴槽を塗装するだけなので、機能を追加することはできません。

■浴槽塗装のデメリット2:専門技術なので対応会社が少ない
浴槽塗装には、専門的な技術が必要となります。

機械があればできるものでもなく、専門知識と経験のある職人が必要となります。そのため、対応できる会社が少ないのがデメリットといえます。

■浴槽塗装のデメリット3:腕が悪いと塗装が剥がれるケースもある
先にもお伝えしたとおり、浴槽塗装には専門的な技術が必要です。

もしも腕が悪く、下地の補修が不充分だった場合、塗装が剥がれてしまうケースもあります。職人の腕の善し悪しはわからないので、やってみないとわからないデメリットが存在します。

浴室塗装の費用相場

「浴室塗装」で調べると「DIYで安くできる」といった意見も多く見られます。

しかし、素人が行うとどこか不具合が発生してしまい、結果的にプロに頼み直して高額な費用が必要になるケースがほとんどです。

「餅は餅屋」の例えのとおり、最初から浴室塗装のプロに依頼するのがおすすめです。
では、浴室塗装をプロに依頼した場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。大まかな費用目安は次のとおりです。

浴槽の塗装:8万~15万円
浴室壁の塗装:9万~13万円
浴室床の塗装:5万~9万円
浴室天井の塗装:4万~6万円
浴室全体の塗装:20万~23万円

浴室塗装の費用は、塗装する個所の面積によって決まってきます。

浴槽はイメージしているよりも塗装面積が広いので8万~15万円必要です。ただ、それぞれ各所で塗装を行うよりも、浴室全体を塗装する方が、スケールメリットがあり低価格で済みます。

せっかく浴室塗装をするなら、浴室全体を塗装した方がお得ということになります。

浴室塗装を行う際に気を付けるべきポイント

浴室塗装をする際に注意すべきポイントは「DIYで行わない」ことが一番です。たしかに今では、ネットショップやホームセンターで簡単に浴室塗装用のペンキを入手できます。

しかし、詳しい材質や材質の特性、必要な量などがわからない状態で購入するのは危険です。また、単に上から塗ればいいというモノでなく、しっかり下地処理も必要となってきます。勢いでDIYをして、後悔したくはないですよね。

専門業者であれば塗料の成分について十分な知識を持っていることに加えて、塗装の経験があり、品質においても保証があるはずです。費用はかかりますが、自ら作業して疲弊することもありません。

毎日使うお風呂ですから、プロに依頼してしっかり仕上げてもらうことをおすすめします。

■損傷の状態がひどい場合は塗装できない
たとえば、ホーロー製の浴槽でサビが出ている部分が削れて、材質が薄くなっているケースだと、下地処理で穴が開く恐れがあります。こうした場合、塗装は難しいでしょう。

またキズが深い場合も上手く塗装が乗らないことがあり、塗装を断られることもあります。
どんな状態でも塗装ができるわけではないと理解しておきましょう。

■業者によって可能・不可能が発生する
浴室塗装は専門的な技術が必要ですから、在籍する職人の腕によっては対応できない場合があります。しかし、A社ではできないといわれてもB社ではOKの場合もありますので、複数の業者に見積もりを依頼してみましょう。

自宅近くで業者が見つからない場合は、エリアを変えて探してみると隣県または全国に対応してくれるところが見つかる場合もあります。諦めずに工夫して探してみてください。

まとめ

浴室塗装は浴室リフォームよりも費用を抑えて、お風呂をキレイにすることが可能です。ただし、記事内でも注意しているとおり、自分でDIYにて浴室塗装をするのはやめましょう。

浴室は湿気が多くある場所なので、家の壁やブロック塀を塗装するのとは根本的に技術が違います。費用を抑えてお風呂をキレイにするなら、プロの業者に浴室塗装を依頼しましょう。

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