水のコラム

ウォーターハンマー現象とは?原因や放置し続けた場合の危険性も解説

2022年03月04日  水まわりのトラブル


水道を止めたとき「ドン」という大きな音が壁の中から聞こえたことはあるでしょうか。
突然大きな音が鳴って驚いた人もいるでしょう。

この現象はウォーターハンマー現象といい、放置しておくと非常に厄介な事態を招きます。そのため、時折壁の中から大きな音が聞こえたら、すぐに対処しなければなりません。

この記事では、そんなウォーターハンマー現象の概要や対策方法を解説します。

ウォーターハンマー現象とは

ウォーターハンマー現象は、水を止めたときに「ドン」という大きな音が、壁の中から聞こえる現象です。

水撃ともいわれるウォーターハンマー現象は、水道管の内部の圧力が上昇した時に起こります。急に水を止めると流れていた水に働いている運動エネルギーの逃げ場がなくなり、水道管の内部で圧力がかかって大きな音が鳴ります。

また、ウォーターハンマー現象は水柱分離によっても起こります。水の流れが急に止まると、圧力が上がった箇所に向かって流れ込む水がぶつかって大きな音が発生するのです。

加えて複数回連続で大きな音が聞こえる場合は水圧が安定していないため、危険な状態です。

ウォーターハンマー現象が発生する場所

ウォーターハンマー現象は、水道管が設置している箇所であれば関係なく発生する可能性があります。

家庭内でウォーターハンマー現象が確認されている場所は、食器洗い機や給湯器、全自動洗濯機です。しかし、洗濯機の周辺やトイレで起こることも可能性としてありえます。

給湯器が原因の場合はキッチンや洗面所など、給湯器を使用するたびに聞こえるケースもあります。

ウォーターハンマー現象が発生する原因

ウォーターハンマー現象が発生する原因はさまざまです。経年劣化も考えられますし、配管工事が原因で水の流れる量が増えたり、マンションやアパートの住人が増えて水圧が増加したりしても、ウォーターハンマー現象が起こります。したがって、自分一人の水道の使い方が原因とは限らず、機材の不具合や環境の変化でも起こるため、原因の特定が少々困難です。

ウォーターハンマー現象の対策

ウォーターハンマー現象が起きたら、元栓を少し締めて対策をしましょう。すぐにできる対策の1つとして、蛇口を優しく締める方法があります。

原因の水圧を抑制できるので、大きな音が聞こえなくなります。その他にもできる対策があるので、必要に応じて対策をしてください。
■元栓を少し締めて圧力を弱める
元栓を絞ると水の流れが弱くなります。しかし、結果として水が出る量を少なくしているため、シャワーが弱くなったり給湯器が使えなくなったりする可能性もあります。そのため、ある程度生活に支障をきたす点に注意してください。

また、止水栓に水撃防止器を設置すれば、トイレにウォーターハンマー現象が起きている場合でも安心です。

しかし、取り付け方法は使っている止水栓によって異なり、止水栓の調整部分に防止器を取り付ける方法と、分岐水栓を取り付けた上で分岐水栓に防止器を取り付ける方法があります。
■水撃防止器で対策する
本来既に防止器があるのですが、経年劣化により力が発揮できなくなってしまいます。水の勢いを殺す役割があり、適当に設置すると大きな力を発揮してくれますが、場所や使用している水栓によって取り付ける場所が変わってきます。

判断できない場合は、業者に相談してみてください。また、洗濯機を使っている時に大きな音が聞こえた場合は、蛇口に対策をします。トイレと同様に、蛇口のハンドルに防止器を取り付ける場合と、分岐水栓に取り付ける場合があるので、使っている蛇口によって設置方法が異なる点に注意してください。

まれに、洗濯機が原因だと勘違いして洗濯機を取り替える人もいますが、水圧をなんとかすればウォーターハンマー現象は起こらなくなります。したがって、洗濯機を取り替える必要はありません。水撃防止機を取り付ける場所がわからなければ業者に相談してみるのもおすすめです。

ウォーターハンマー現象を放置し続けた場合の危険性

ウォーターハンマー現象を放置し続けると、どんな危険がともなうのでしょうか。

以下ではウォーターハンマー現象を放置した結果について解説しています。また、1つの被害から複数にわたって被害が及ぶリスクもあるため、早急に対処しなければなりません。

■水道管に被害が及ぶ
水の圧力が原因で水道管にダメージが入っています。大きな音が聞こえるたびに、水道管にダメージを与えていると解釈できます。

つまり、水道管が最も大きな被害を受けているのです。水道管へダメージが蓄積されていくと、水道管が破裂したり歪んだりして水漏れを起こします。

水漏れが起こると、部屋が水浸しになるだけではなく、近隣住民へと被害が広がって、カビを発生させるなどの2次トラブル3次トラブルが起こります。放置すると被害者が続出するため、早急な対策が必要です。

■給湯器などの設備にも被害が
水道管だけに被害が及ぶわけではありません。

水道管とつながっている給湯器の設備にもダメージを与えるのが、ウォーターハンマー現象です。メーターがおかしくなったり、センサーが故障したりします。

■近隣トラブルを招く
水道管から鳴る大きな音は、近隣住民の家の中でも聞こえます。前述した通り、水道管がある場所だとウォーターハンマー現象が起こる可能性があるため、放置していると騒音トラブルに見舞われてしまうでしょう。

また、近隣住民も漏水被害を受けてしまう可能性もあり、修理代だけではなく家具や電化製品を弁償しなければならないケースも。ウォーターハンマー現象は、自分だけの問題ではありません。
■室内の水漏れも起こる
水道管が破裂すると自宅の中が水浸しになります。壁にはカビやシミが発生して、水道代が高くなってしまい、家具や電化製品も水でダメになってしまう可能性があります。

修理代だけではなく、新しく家具や家電を新調する費用もかかってしまいます。

ウォーターハンマー現象は業者に依頼して修理できる

ウォーターハンマー現象は水撃防止器で対策ができるとはいっても、正しく設置できるかどうかは別問題です。また、経年劣化が目立つようであれば、配管の引き直しをして修理するため、業者に依頼して修理するしか方法がありません。

新築でも配管の構造が悪い場合は、配管の引き直しをするケースもあります。業者に見てもらうのであれば、配管の引き直しの有無も確認しておきましょう。
■業者に依頼して修理した場合の費用目安
水撃防止器を設置するだけであれば、あまり料金はかからず、高くても3万円程度です。しかし、配管を引き直すとなると、費用の相場が存在しません。

というのも、業者によって配管の引き直しの金額設定が大きく異なったり、建物の構造や配管の長さでも金額が変わったりするためです。

事前見積もりで一度現場を見てから見積もりを作ってもらって料金がわかるので、複数の業者に見積もりを出してもらって比較するのがおすすめです。

まとめ

一度でも大きな音が聞こえたら、すぐに圧力を弱めたり、蛇口のハンドルを優しく締めたりして対策をしてください。不安な人や自分で対策ができない人は、遠慮なく業者に依頼して修理をしてもらいましょう。

また、配管の交換が必要になった場合は、見てもらった業者に依頼するのではなく、相見積もりを取って費用を比較してから決めるのがおすすめです。

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