水のコラム

お風呂の流れが悪いときは排水溝つまりが原因かも?原因と対処法を紹介!

2022年03月01日  お風呂のつまり


お風呂のお湯を抜いた際、変な音がする、流れが悪いというときは排水溝に原因があるのかもしれません。

この記事ではお風呂のつまりの原因や排水溝のつまりを予防するためのポイントを紹介します。毎日の生活で役立ててくださいね。

お風呂のつまりの原因

お風呂がつまってしまう原因はいくつかあり、お風呂の排水溝内には排水トラップという水が溜まる仕組みがあります。しかし、配管の曲がった排水トラップの構造自体がつまりを引き起こしてしまうことがあるのです。

また、お風呂では大量の髪の毛が流れていきます。ヘアキャッチャーでキャッチすることもできますが、隙間から排水溝に流れていくことも。流れた髪の毛に皮脂汚れや、石鹸カスなどが絡みついて排水溝内で蓄積していくと、徐々につまりを引き起こしてくるのです。

さらに、固形物を流してしまうこともつまりの原因になります。カミソリの刃や詰め替えパックのゴミなどを間違って流してしまわないようにしましょう。

排水溝の構造について解説

ここで、排水溝の構造を解説します。ユニットバスの場合、排水溝は2ヶ所。浴槽の中の排水栓と洗い場にあります。そんな2ヶ所にある排水溝ですが、多くの場合、洗い場の排水溝に浴槽の排水栓から出ている管がつながっているのです。

そして、洗い場の排水溝の排水トラップと結合され排水管につながっているという形になっています。排水管の側から見ると、排水トラップの部分で2つに枝わかれしている状態です。

そのため、お風呂の排水溝のつまりが発生する場合、お風呂の排水溝のパーツ全体の中のどこかでつまりが起こっているということになります。

■排水トラップの役割
排水トラップにはどんな役割があるのでしょうか。排水トラップは、中に溜まっている水を使って排水管の中を流れるイヤなニオイを排水溝の中から逆流することを防ぎ、害虫が入ってくるのを予防します。

■排水トラップの種類
また、排水トラップにもいくつかの種類があります。1つ目は、椀トラップタイプです。このタイプは、名前の通りお椀型している被せ物がある排水トラップ。お椀型の被せ物で封をして、その外側を囲うようにして溜まる「封水」という水でニオイや虫の侵入を防ぎます。

髪の毛を絡めとる目皿を外すとすぐに排水トラップが出てくるため、簡単に掃除できるでしょう。しかし、封水が蒸発しなくなってしまうと、排水トラップとしての機能が弱くなり、ニオイが上がってきてしまいます。2つ目は、ドラムトラップです。ユニットバスや最近のバスルームのほとんど多くは、ドラムトラップと呼ばれる排水トラップを使用しています。

目皿が長方形であれば、ドラムトラップであることがほとんどです。たくさん貯水することで排水管の空気の逆流を防ぎ、悪臭や害虫の侵入を防ぎます。しかし、手を入れられないので掃除がしにくいというデメリットも存在します。3つ目は、管トラップです。

古いつくりの排水溝に見られる排水トラップとなっており、排水管を途中でS字やU字、P字などの形に大きくカーブさせ水を貯め封水しています。水を流すことで自然に洗われるというメリットがありますが、水を使わない日が続くとすぐに臭くなってしまうデメリットもあります。

排水溝の流れ改善は自分でできる?

排水溝のつまりが気になり始めた場合、すぐに業者を呼ぶこともできます。しかし、自分で対処すれば、修理費用を抑えることにつながります。その際、まずはヘアキャッチャーを取り外して、排水トラップを分解します。

使い古しの歯ブラシを使用し、キレイになるまで掃除してください。髪の毛や固形物を除去するだけでなく、汚れやヌメリを残さないようにピカピカに仕上げます。これでもつまりが改善しないようであれば、市販のパイプクリーナーを使用して汚れを分解させます。

しかし、完全につまっている際には、このやり方では効果がなく歯が立ちません。そんなときには、ラバーラップを使用することがおすすめです。ある程度の水を張った後、排水溝に密着させて勢いよく引き抜いてください。このように、ある程度のつまりは自分でも対処可能です。

ただし、対応次第ではつまりを深刻化させてしまうこともあるので、困ったときにはすぐに業者を呼ぶことをおすすめします。

排水溝つまりを防ぐために気を付けたいポイント

排水溝つまりを未然に防ぐには、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか。
4つのポイントを紹介します。

■掃除をこまめにする
1つ目のポイントは、掃除をこまめにすることです。髪の毛や皮脂など、汚れやゴミが集まってくる排水溝は、汚れを放っておくとつまりの原因になってしまいます。頑固な汚れになる前に排水溝を掃除しておきましょう。

掃除用スポンジやブラシに中性洗剤をつけて排水溝とヘアキャッチャーをキレイに洗ってください。皮脂汚れには、重曹とクエン酸を使った掃除がおすすめ。汚れがひどいときには、塩素系漂白剤を使うこともできます。お風呂を定期的に掃除して、つまりの原因を取り除きましょう。
■ヘアキャッチャーにネットを被せる
2つ目のポイントは、ヘアキャッチャーにネットを被せて使用することです。ヘアキャッチャーの上に被せる排水溝用のネットは、ドラッグストアや100円ショップなどで手に入れることが可能です。

ネットの網目はヘアキャッチャーより細かいので、小さなゴミや髪の毛もしっかりキャッチします。また、もともと付いているヘアキャッチャーに髪の毛やゴミが絡まることを防いで、掃除しやすくなります。

■ヘアキャッチャーを交換する
3つ目のポイントは、ヘアキャッチャーを交換することです。ドラムトラップ型の排水溝の場合、目皿の下のヘアキャッチャーにゴミや髪の毛が絡まると掃除が難しくなります。

そこで、ゴミをまとめて捨てるように工夫された交換用のヘアキャッチャーを使用すれば、掃除が楽になります。

とはいえユニットバスのメーカーやタイプによっては適合するヘアキャッチャーが異なります。そのため交換用のヘアキャッチャーを選ぶ際には、メーカーやタイプをよく確認して購入してください。

■液体パイプクリーナーを使う
4つ目は、つまってしまう前に、液体パイプクリーナーを使うことです。液体パイプクリーナーはお風呂詰まりを起こしたときだけでなく、普段の掃除にも利用できます。

しかし毎日使っているお風呂では石鹸カスや髪の毛が、少しずつ排水溝に流れて排水管に溜まってしまうということがありますよね。そのようなときに、液体パイプクリーナーを使って排水管の汚れを溶かすようにすると、つまりの原因の蓄積を防げることが可能です。

使用方法は、つまりを予防するときでもつまってしまった後でも変わりはありません。製品の表示に従って、適量を排水溝に注ぎ30分程度放置します。その後、水やお湯でしっかり洗い流し、完了です。液体パイプクリーナーは、つまる前に使うのが一番効果的。定期的に使用して、つまりを防いでいきましょう。

まとめ

配管の曲がった排水トラップの構造自体がつまりを引き起こしたり、流れた髪の毛に石鹸カスなどが絡みつき排水溝内で蓄積したりすることによってつまりが生じることがあります。

排水溝のつまりは自分でも対処できますが、つまりがひどい場合は業者を呼ぶことがおすすめです。また、排水溝の汚れを放っておくとつまりの原因になります。排水溝の汚れをそのままにせず、こまめにお風呂掃除して、つまりを予防していきましょう。

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