水のコラム
ユニットバスがカビ臭い!?ユニットバスの匂いを改善する方法を解説!
お風呂は、一日の疲れをオフする場所。
もしカビの匂いがしたら、リラックスモードが台無しですよね。そこでこの記事では、ユニットバスのカビの原因となる発生源や対策方法を解説します。
ユニットバスのカビ臭ささに悩まされている方は、参考にしてくださいね。
ユニットバスにおけるカビの発生源
浴槽・壁・天井・床などが一体化したユニットバスにおけるカビの発生源は至る所に見られます。
■天井
1つ目は、天井です。バスルームで発生する多くのカビは黒カビですが、その大半は天井に発生するといわれています。
しかし、天井が黒く見えることはほとんどありません。それは、見えるカビと見えない「カビの原因菌」がいるからです。この見えないカビの原因菌は、バスルームの蒸気に含まれる汗や皮脂などの汚れから水分と栄養を取り入れて成長していきます。
黒カビは表面にうっすらと生えている程度。見た目にはあまりわからないことが多いです。しかし、間違いなく天井はカビの汚染源になっています。
■換気扇
2つ目は、換気扇です。お風呂の換気扇の掃除を後回しにしてしまっていませんか。もしかしたら、今までに一度も掃除したことがない人もいるかもしれません。しかし、ユニットバスの換気扇はホコリが溜まりやすい場所です。
カビはホコリも栄養源とするので、カビの胞子が換気扇に張り付くことも。換気扇のカビが床に落ちると、お風呂場全体にカビが撒き散らされることになってしまいます。
■排水口
3つ目は、排水口です。お風呂の排水口は、毎日大量の髪の毛や垢、皮脂などが流れていく場所。排水口の中は嫌なニオイや虫を防ぐため、常に水が溜まる仕組みになっています。
排水口の中にカビが発生すると、嫌なニオイが生じてくるでしょう。排水口の定期的な掃除してカビを予防することが必要です。
■小物類
4つ目は、ボトルなどの小物類です。
シャンプーやリンス、ハンドソープを浴室に置いていると底の方に水垢や溜まり菌が発生することがあります。中身がなくなってシャンプー類を継ぎ足す時には、ボトルをしっかり洗って乾かしてから入れるようにしましょう。
垢やカビの原因になるので、直置きにはしないようにしてください。タオルハンガーやS字ラックなどを引っ掛けて吊るすように収納することをおすすめします。
■浴槽
5つ目は、浴槽です。パッと見て、キレイに見えたとしても浴槽の中には水垢やホコリなどの汚れが付着しています。カビの原因にもなるのでしっかり掃除していきましょう。
■ドア
6つ目は、ドアです。ユニットバスのドアにカビが付着すると、黒っぽく汚れた状態になります。とくに、扉の溝にカビが入り込む恐れがあります。定期的にチェックしてください。
ユニットバスのカビ対策
次に、ユニットバスのカビ対策法を紹介します。
まず、天井のカビは浴室に飛び散りやすいため早めに取り除くようにしましょう。踏み台やイスを使用する際は、滑って転ばないように注意してください。用意するものは、消毒用エタノール液と布を2枚、スクイージー、またはクイックルワイパーです。
初めに、乾いた布かスクイージーを使って天井の水気を拭き取ってください。その後、消毒用エタノールを浸した布で天井をしっかり拭き上げて除菌します。天井が高くて手が届かないようだったら、無理をせずクイックルワイパーを使って拭き上げましょう。
排水口の汚れが軽い場合には、重曹を使った掃除はおすすめ。用意するものは、重曹と消毒用エタノール、スポンジ類です。まず、排水口全体に重曹をふりかけ、その上から熱湯をかけます。
すると発砲し始めるので、3分程時間を置いてください。時間が経ったら、スポンジ等で排水口を磨いていきます。最後に消毒用エタノールをスプレーし、除菌して完了です。汚れがひどい場合は、キッチンハイターを使って掃除することもできます。
用意するものは、キッチンハイターとメラミンスポンジ、バケツと手袋、マスクです。ハイターを使用するので、掃除の前には必ずゴム手袋とマスクを装着しましょう。バケツに水とキッチンハイターを規定量入れて軽く混ぜます。
排水口のヘアキャッチャーや封水筒、排水カップを取り外してつけ置きしてください。1時間ほど経過したら、取り出してメラミンスポンジを使って汚れを落としていきます。
シャンプーボトルや手桶などのカビ対策にも気を配りましょう。
用意するのは、重曹と熱湯をミックスした熱湯重曹水と布です。まず、シャンプーやボディソープなどのボトルの底に熱湯重曹水を吹きかけます。そして水で洗い流し、乾いた布で水気を拭いて完了です。
浴槽のカビ対策で使用するのは、粉ワイドハイターと、ゴム手袋。まず、40度以上のお湯を浴槽に入れ、粉ワイドハイターを300グラムほど入れかき混ぜます。風呂桶を使ってよくかき混ぜ、ハイターを溶かします。
追い焚き機能がある場合は、泡が出始めたら追い焚きしてください。その後、3時間ほど付け置きにして排水し、水をすすいだら完了です。
ユニットバスのカビを予防する方法
普段からカビを予防するための予防策を5つ紹介します。
■使用後に熱いお湯をかける
1つ目は、バスルームに熱いお湯をかけることです。お風呂を使用した後には、45度以上の熱湯をかけ早めに水分を蒸発させて乾かすようにしましょう。
壁や床、浴槽、排水口などに熱湯をかければ雑菌の繁殖を予防できます。
■水気を残さない
2つ目は、入浴後に水気を切ることです。お風呂に水気を残してしまうと、カビの原因になります。スクイージーを使って、壁や床などの水気をしっかり取り除いてください。
■小物類を乾燥させる
3つ目は、小物類を乾燥させることです。シャンプーやリンスの入った容器類の底に水分が溜まってしまうので、使用後はしっかり拭き取るようにしましょう。直に置かない方法で収納を考えることも重要です。
■防カビ剤を使う
4つ目は、防カビ剤を定期的に使うことです。
煙剤を使った防カビ剤は、カビ予防に効果的なアイテム。約2ヶ月カビを予防できるので、定期的に使用することをおすすめします。
■換気扇を回す
5つ目は、入浴後に換気扇を回すことです。カビの発生は湿度と温度に大きく影響します。温度と湿度を下げるために、お風呂の換気扇は必ず回すようにしましょう。
また、浴槽のお湯を抜いておくことも大切です。お風呂を使用していない間は、換気扇をずっと回すようにしておきましょう。
対処が難しい場合は業者に依頼しよう!
ユニットバスのカビは、軽度であるなら自分で掃除できます。しかし、カビや汚れがあまりにもひどい場合、自分だけの力で対処することは難しいです。強い洗剤を使用してもなかなか取れず、具合が悪くなってしまうことも考えられます。また、汚れがひどいからといってあまりにも強い力で擦ってしまうと、お風呂の素材を傷つけてしまう恐れがあります。対処が難しいようなひどいカビ・汚れならば、業者に依頼することをおすすめします。専用の洗剤やプロの掃除方法で頑固な汚れもスッキリ落ちることでしょう。
お風呂のカビ発生源は、天井や換気扇、浴槽やボトル類などお風呂の至る場所に見られ、黒カビの多くは天井に発生するといわれています。天井のカビは浴室に飛び散りやすいため、早めに取り除くようにしましょう。大抵のカビは自分で取り除けますが、あまりにひどい場合はプロに依頼することがおすすめです。自分で取れなかった汚れまで、キレイに取り除いてくれること間違いありません。