水のコラム

シャワーの水圧が弱い時の改善方法は?修理費用も解説

2022年04月02日  シャワー


毎日シャワーを浴びる人にとって、水圧の強弱はとても大切です。水圧が弱いと「しっかり汚れを落とせていないのではないか」と不安になってしまいますよね。

近年のシャワーヘッドは便利な機能が付いたもの多く、水圧を自由に変えられるものもあります。水圧を強くするために、シャワーヘッドを交換するのもおすすめです。

この記事では、シャワーの水圧が弱くなる原因や対処法、業者に依頼するときの費用相場や自力で修理するときの注意点について解説します。

シャワーの水圧が弱くなる原因は?

シャワーの水圧が途中で弱くなる原因はどこにあるのでしょうか。主な原因について見ていきましょう。

■フィルターの詰まり
まずは「フィルターの詰まり」です。

シャワーヘッドとホースの中間には、ストレーナーというフィルターが付いています。シャワーヘッドは使っているうちに、そのフィルターにゴミやサビが蓄積していきます。

ゴミやサビによってフィルターが詰まるとシャワーから水の出が悪くなり、水圧が弱くなります。もしゴミやサビの詰まりが原因であれば、掃除することで解決します。

■ホースの劣化
次に意外と見逃しがちな原因として「ホースの劣化」が挙げられます。シャワーの劣化に伴いホースも長期間使うことで破損してしまいます。

ホースは劣化すると、亀裂が入りそこから水が漏れてしまいます。亀裂からの漏水によって水圧が弱くなってしまいます。

■止水栓
そして「止水栓」です。水量をコントロールする止水栓が閉まりすぎていると、水の流れが悪くなって水圧が弱くなってしまいます。

■給湯器
また「給湯器」の容量が不足していると、水圧が弱くなってしまいます。また給湯器の故障や不具合もお湯が出にくくなります。

なお他の水回りで同時にお湯を使うと、一時的に水圧が弱くなることもあります。これは給湯器の能力を超える量を使ってしまった場合に起こる現象です。複数の箇所でお湯を使う際は注意しましょう。

シャワーの水圧が弱くなった時の対処法は?

シャワーの水圧が弱くなった時の対処法について解説します。

なお、紹介している対処法を試しても解消しない場合は、水漏れが発生している恐れも考えられます。水漏れの場合は水道局に点検してもらいましょう。マンションなど集合住宅の場合は給水装置の不備も考慮して、管理会社に点検の依頼をしてください。

■ヘッドを掃除する
対処法その1は「ヘッドを掃除する」です。

まずは汚れを落とすために、シャワーヘッドを分解します。取扱説明書に従ってホースからヘッドの部分を外し、使い古しのブラシなどを使いお風呂用中性洗剤で掃除します。

頑固な汚れの場合は漬け置き洗いをしましょう。付け置き洗いはクエン酸大さじ1杯を洗面器に入れて、水を張って1~3時間浸すと汚れが落ちやすくなります。

■止水栓を調節する
対処法その2は「止水栓を調節する」です。

水圧が弱くなった原因がシャワーヘッド本体になければ有効な対処法です。止水栓を調節すると、自由にシャワーの水圧を変更できます。

止水栓の場所を確認して、閉まっている止水栓の開閉をマイナスドライバーで緩めて調整しましょう。

■ヘッドの交換
対処法その3は「ヘッドの交換」です。長年使用しているシャワーヘッドであれば、この機会に交換することをおすすめします。

最新のシャワーヘッドは節水や水圧の調節、美容効果などあらゆる機能を搭載しています。家庭のニーズに合わせてヘッドを選び、より快適なバスタイムを手に入れることができます。取り換えは、自力で簡単に行えます。

■給湯器の交換
対処法その4は「給湯器の交換」です。給湯器の容量不足、または故障している場合も水圧が弱くなる原因となります。その場合は給湯器を交換しなければいけません。

■業者に依頼する
対処法その5は「業者に依頼する」です。自宅の水回りの水圧が、もともと弱い場合もあります。これは配管が細い、浄水場と住宅の距離が離れているといったことが考えられます。

この問題は各家庭で解決できるものではありませんが、専門業者に調査してもらう場合は大掛かりになってしまいます。根本的な解決方法とはいえませんが、低水圧用のシャワーヘッドも試してみてください。水の勢いを強くするのにくわえて、節水にもつながります。

水圧の解消は自力で簡単に解消できることもありますが、できない場合は水道のプロに依頼しましょう。

業者に依頼する時の費用相場

シャワーの水圧が弱くなった時の修理内容と料金の相場は、蛇口コマパッキンの交換が1,000~1,500円、パッキン部分の交換が4,000~5,000円、止水栓交換が12,000~25,000円となっています。

この他に出張費用や深夜料金なども追加されます。作業内容を伝えて、複数社から見積もりを取りましょう。自宅に近い業者を選べば、出張費用を安く抑えられます。

自分で修理する時はトラブルに注意

自力でヘッドを修理するときに起こりがちなトラブルを解説します。

■既存のヘッドが取れない
まずは「既存のヘッドが取れない」トラブルです。

ヘッドとホースの間に長期間の使用で蓄積した汚れが固まり、外れない場合があります。ビニール手袋をした思い切りヘッドとホースをひねると外れやすいです。また。ひねる方向が間違っていないかも確認しましょう。

■既存のシャワーがヘッドとホース一体型だった
次に「既存のシャワーがヘッドとホース一体型だった」ケースです。

シャワーヘッドにはヘッドとホースが別になっているタイプと、ヘッドとホースが一体化しているタイプがあります。自宅のシャワーヘッドを必ず確認してから、交換商品を用意しましょう。

■水漏れが解決しない
そして「水漏れが解決しない」トラブルです。

「水漏れがあるからシャワーヘッドを交換する」と考える人もいるでしょう。しかしシャワーヘッドを交換しても、ヘッドからの水漏れが直らないことがあります。

シャワーヘッドを交換しても水漏れが直らない場合は、蛇口の内部部品が劣化している可能性が考えられます。水漏れ箇所を特定できたら、その箇所の部品を交換することで水漏れは止まります。

■部品選びを間違える
次は「部品選びを間違える」というトラブルです。これは自力で部品を取り換えるときにありがちなミスです。部品選びを間違いないように、しっかりメモや写真に型番や商品名を控えた上で部品を準備しましょう。

なお新しいホースとシャワーヘッドは、同じメーカーのものを選ぶようにしましょう。違うものを付けたいときは「アダプター」の用意が必要です。

付け替えるホースは長すぎると、常に床に付いたままになってしまいます。カビの付着の原因となりますので、浴室に合ったホースを選びましょう。

万が一水漏れが止まらない時や作業途中でわからなくなってしまったときは業者に依頼することも検討しましょう。

また、見えていない水道管の水漏れや劣化が原因で水圧が弱っていることも考えられます。水道管の水漏れや劣化は自分で対応するのは難しいです。水漏れが原因の場合は水道料金がいつもより高くなるので、水道局に点検を依頼して確認しましょう。

まとめ

シャワーの水圧が弱くなる原因や対処法、業者に依頼するときの費用相場や自力で修理するときの注意点について解説してきました。

シャワーでリフレッシュできるはずの入浴時間も、水圧が弱いだけでストレスを感じてしまいますよね。水圧が弱いと、汚れもしっかり落ちないような気がしてしまいます。

早めに対処して、快適なバスタイムを取り戻しましょう。

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