水のコラム

ディスポーザーって何ができる?仕組みと使い方を解説!

2022年05月24日  その他


海外で普及しているディスポーザーですが、最近では日本でも取り入れている家庭が多いです。ディスポーザーとは簡単に言えば、生ごみを処理する機械のことです。生ごみの処理が格段に楽になるので、興味を持っている人も多いでしょう。

そこで今回は、ディスポーザーについて詳しく説明していきます。仕組みと使い方をご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

ディスポーザーとは?

まずはディスポーザーについて見ていきましょう。ディスポーザーは生ごみを砕き、水に流す装置のことです。

海外で普及しているものなのですが、最近では日本でも取り入れている家庭が多くなってきました。ディスポーザーの中にある粉砕刃が生ごみを細かく砕き、そのまま水で流せるので、いつもの処理もとても楽になるのです。

▪︎ディスポーザーの歴史
ディスポーザーは1927年に誕生したものです。アメリカの建築家であるジョン・ハムス氏が作った生ごみ処理機が起源とされており、1938年からディスポーザーの普及が進んでいきました。

日本でディスポーザーが広まったのは1970年代です。シャープや日立などの有名企業が製造や販売を始め、日本でもディスポーザーの存在が知られるようになったのです。とは言え、当時の日本では下水道処理施設があまり整っていなかったので、実際に普及が進んだのは1990年以降でした。

ディスポーザーの基本的な使い方

ディスポーザーには「連続投入方式」と「パッチフィールド式」の2種類があります。種類によって使い方が微妙に違ってくるので、ここからは基本的な使い方について説明していきます。

▪︎連続投入方式
連続投入方式のディスポーザーでは、まず水道水を出します。

このとき温かい水は避けて、水しぶきが少し出る程度の水圧がポイントです。
水を出したらディスポーザーのスイッチを入れて、生ごみを投入しましょう。

あとは自動でディスポーザーの粉砕刃が生ごみを粉砕してくれます。

生ごみの処理が終わったらすぐに電源を切るのではなく、15秒程度そのままスイッチを入れ続けてから切るようにしましょう。最後に水を止めたら終了です。

難しい方法は何もなく、使い方が簡単なのが嬉しいポイントです。

▪︎バッチフィールド式
続いてパッチフィールド式のディスポーザーの使い方を見ていきましょう。

パッチフィールド式の場合は連続投入方式とは違い、まずは生ごみを投入します。生ごみを投入したら水道水を出します。上記と同じように水しぶきが少し上がる程度の水圧を意識してください。
次に蓋スイッチを決められた位置に合わせて、運転を開始させます。生ごみが処理されるのが終わったら、15秒程度スイッチを入れたままにして切ります。後は水を止めて完了です。

パッチフィールド式では連続投入方式と違い、水を出す順番と生ごみを入れる順番が逆なのが特徴です。連続投入方式とパッチフィールド式では順番が違うので、間違えないように注意してください。

また、パッチフィールド式のディスポーザーを使う際は、処理室にあまり生ごみをためないことが大切です。生ごみをため込むと処理しきれず、そのまま流すと排水管が詰まってしまう可能性があります。こまめにスイッチを入れて処理するようにしてください。

ディスポーザーを使う際に注意すべきポイント

生ごみを粉砕して処理してくれるディスポーザーですが、使う際には注意しなければいけないポイントがあります。使い方を間違えるとトラブルを引き起こす可能性もあるので、どんな注意点があるのか把握しておきましょう。

▪︎すべての食材や洗剤を流していいわけではない
ディスポーザーはすべての食材や洗剤に対応しているわけではありません。特に繊維質の食材を投入すると詰まる可能性があるので、注意が必要です。

硬くない食材だとしても、とうもろこしの皮や玉ねぎの皮などは粉砕刃に絡まりやすいので、処理しきれない可能性があります。ディスポーザーで繊維質の食材を処理する際は、ある程度細かくカットしてから投入することが大切です。

とうもろこしの芯や枝豆の皮なども注意しなければいけません。

また、ディスポーザーは塩素系の洗剤に弱いです。一般的な洗剤であれば問題はないのですが、塩素系の洗剤を使う際はディスポーザーを使用しないようにしましょう。

塩素系の洗剤がディスポーザーに流れると腐食して穴や亀裂が入る可能性があります。ディスポーザーを交換するとなれば100,000円以上の費用がかかる場合もあるので、取り扱いには注意してください。

▪︎熱湯に弱い
ディスポーザーは熱湯に弱い性質を持っています。ディスポーザーや排水管はプラスチックでできていることが多く、熱湯をそのまま流すと変形して正しく機能しなくなる可能性があるのです。

変形しているところは弱くなっているので、亀裂が入って水漏れを起こすこともあるかもしれません。お湯は十分に冷ましてから流すようにしましょう。

▪︎水を止めない
ディスポーザーを使う際は水を止めないようにしてください。自動給水装置機能が付いているディスポーザーであれば水を出しっぱなしにする必要はありませんが、それ以外のタイプは水を流し続けてください。

水が出ていないと粉砕した生ごみを流せないので、正常に作動しない可能性があります。

また、粉砕が終わってもすぐに水を止めないようにしてください。ディスポーザーの中にはまだ生ごみが残っている場合もあるので、そのゴミを全部流しきるためにも15秒程度水を出し続けておくことが大切です。

▪︎音に注意する
生ごみを細かくカットしてくれるディスポーザーですが、音がうるさい場合があります。

機能が高いものであれば音ができる限りでないように設計されているのですが、古いタイプのものは騒音に注意しなければいけません。

とくにマンションやアパートなど集合住宅に住んでいる人は、近隣の住民からクレームが来るかもしれません。

なるべく深夜や早朝などの時間帯は使わないようにしましょう。

ディスポーザーは後付けできる?

「今からでも取り付けできるの?」と考えている人も少なくないでしょう。

結論から言えば、ディスポーザーは後付けが可能です。ただしいろいろな条件があるので、把握しておくことが大切です。

ディスポーザーを取り付ける際は、4つの条件に全て当てはまることが前提となっています。自治体が設置を認めていること、規約で設置が認められていること、シンクの下にディスポーザーを設置するスペースが十分にあること、専用の排水処理システムがあることの4つです。

特に賃貸物件の場合は設置が認められていないことがあるので、事前に確認しておくことが大切です。一戸建ての場合は賃貸物件と比べると設置しやすい傾向にあるのですが、自治体で許可されていなければ後付けできません。

もし無断で取り付けると大きなトラブルに発展し、慰謝料や工事費用を請求される場合もあるのです。ディスポーザーの後付けは可能ですが、条件を満たしているかをしっかり確認しておきましょう。

まとめ

今回は生ごみを細かく粉砕して処理してくれるディスポーザーを紹介しました。
ディスポーザーの設置費用は40,000円から120,000円ほどとなります。

金額に差が出るのは、ディスポーザー本体の価格がピンキリだからです。安いものであれば、40,000円程度で設置できるでしょう。

ただ、安いものだと音が大きい場合があるので、賃貸物件に住んでいる人は注意しなければいけません。また、ディスポーザーは正しく使用しなければ正常に作動しないので、注意点も理解しておくことが大切です。

今回は、使用時の注意点も併せてご紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。ディスポーザーをうまく利用し生ごみの処理を手軽にして、いつもの家事の負担を減らしてみませんか?

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