水のコラム

お風呂のドアをきれいに掃除する方法は?汚れる原因についても解説

2022年06月24日  お風呂

風呂のドアは、気づいたら汚れてしまっていることが多いのではないでしょうか。とくに汚れるような使い方をしていなくても、ドアのパッキンなどには埃やカビなどの汚れが蓄積されやすいのです。

お風呂のドアを清潔に保つためには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

この記事では、お風呂のドアが汚れてしまう原因と掃除法、汚れがつかないようにする方法などについて解説します。

お風呂のドアが汚れてしまう原因は?

お風呂のドアの汚れの原因として挙げられるのは、カビがほとんどです。

黒ずんだ汚れは、黒カビといわれています。黒カビは、温度が20〜30度、湿度が70%以上になると汚れを養分として繁殖します。

お風呂周りは、湿気があって温度が高いのでカビが繁殖しやすい環境です。とくにお風呂のドアに関しては、長時間湿っていることと換気がされにくいことが原因となり、カビの繁殖が多くなってしまいます。

毎日掃除や換気ができればもちろんカビの繁殖を防げますが、毎日となると負担が大きいと感じてしまう方がほとんどではないでしょうか。また、お風呂の掃除はしてもドアまで行き届いていないことが多いです。

お風呂のドアをきれいに掃除する方法

汚れてしまったお風呂のドアは、どのように掃除をすればよいのでしょうか。

掃除方法はいくつかあるので、それぞれ見ていきましょう。

カビ取り用の洗剤を使って黒カビを落とす
カビ取り用の洗剤は、ドラックストアやスーパーなどで手軽に購入できます。

使い方としては、まずお風呂のドアに水気がある場合、雑巾やタオルなどでしっかりと拭き取りましょう。次に黒カビがある箇所にカビ取り用の洗剤を吹きかけ、しばらく放置します。

ラップをして密着させておくと洗剤が浸透しやすくなるため、さらに効果が期待できます。代用品としてキッチンペーパーを使っても同じような効果が期待できるので、ラップを切らしている場合は試して見てください。

大体30分程度置くと充分ですが、頑固なカビは、様子を見ながら放置時間を延長しましょう。充分時間を置いたら、洗剤を吹きかけた箇所以外もシャワーで満遍なく洗い流して完了です。

ゴムパッキンの落ちにくい汚れ
汚れの中には、時間が経った頑固な落ちにくいカビも存在します。比較的新しくできたカビや表面についたカビは専用の洗剤で対処できますが、落ちにくいカビには漂白剤を使いましょう。

ボウルやバケツにカビ取り用の洗剤と片栗粉を1:1で入れて混ぜ、ペースト状にします。この漂白ペーストを汚れが気になる箇所に塗って、放置して洗い流せば完了です。

この作業を行う時に注意しなければならないのが、洗剤の取り扱いです。絶対に他の洗剤と混ぜないようにしましょう。

水垢は酸性成分で落とす
お風呂のドアにつく汚れはカビだけではありません。シャワーなどの水しぶきや水はねが付きやすく、時間が経つと水分内のミネラルが固まって水垢となります。お風呂のドアの白く曇った部分や斑点は水垢汚れです。

水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性成分の洗剤で落ちやすくなります。まずは浴室用の酸性洗剤で掃除をしてみましょう。浴室用の洗剤は、汚れへの密着度が高いものが多いです。スプレーして時間を置いてからスポンジなどでこすり落としてください。

クエン酸を使用するのも効果的です。ナチュラルな素材なので身体にも優しく、小さな子どものいる家庭でも安心して使えます。クエン酸スプレーがない場合は、粉のクエン酸を使用してクエン酸水を作るとよいでしょう。

水100mlに小さじ1/2のクエン酸を混ぜます。そうするとクエン酸水ができるので、お風呂のドアにスプレーしてください。少し時間を置いてからスポンジでこすり洗いをします。お風呂のドア全体をよく水で洗い流し、完了です。

お風呂のドアの汚れがこびりついてなかなか落ちないときは、汚れの上からキッチンペーパーを当ててクエン酸水をスプレーし、ラップして2時間ほど置くと落ちやすくなります。

いろいろな方法を試しても汚れが落ちない場合は、研磨剤入りの洗剤を使用するのもよいでしょう。しかし、研磨剤入りの洗剤は汚れを削って落とすものなのでお風呂のドア自体も削ってしまい、傷ついてしまうこともあります。強くこすりすぎないように注意してください。

お風呂のドア掃除の注意点
お風呂のドアを掃除する上であらゆる洗剤を使用した掃除法を紹介しましたが、塩素系漂白剤と酸性の洗剤・クエン酸は混ざると有毒ガスが発生してしまうので注意が必要です。

カビも水垢も落としたい場合、両方の洗剤を使用するかもしれません。別日に行ったり洗剤が残らないようにしっかり水で洗い流したり、換気をして充分時間をあけた状態で次の掃除を行うなど工夫しましょう。

お風呂のドアに汚れをつけない方法

カビや垢などがこびりつくと、掃除で取り除くのはなかなか大変です。できれば汚れが付きにくい環境を維持したいですよね。日ごろのお風呂の使い方の工夫次第でお風呂のドアに汚れがつきにくくなります。

入浴後は浴室全体を水で洗い流す
入浴後やシャワー後は、泡や皮脂汚れ、石鹸カスを残さないように浴室全体を洗い流しましょう。洗い流した後は、冷水をかけることで浴室の温度を下げるとカビの繁殖を抑えられます。

カビは湿気と温度の高い環境が大好物です。冷水で温度を下げることで、カビが発生しにくくなります。

水気を切って乾燥させる
浴室内の水気は常に拭き取りましょう。水切りワイパーやタオルを使うと簡単に水気を切れます。身体を拭いたあとのバスタオルで水気を切る習慣をつけておくのがおすすめです。

水気を切った後は、浴室暖房乾燥機の乾燥機能や換気扇を活用してしっかり浴室内を乾燥させましょう。温度が低く、湿気のない空間にカビは生えにくいです。

防カビ剤を使用する
定期的に防カビ剤を使用すると効果的です。防カビ剤はホームセンターやドラッグストアで手軽に購入できます。防カビ剤を使用することで、カビの発生を抑えられます。

防カビ剤は、天井まで効果をもたらす燻煙剤タイプや天井に設置するタイプ、置き型タイプなどさまざまなものがあります。各浴室に合わせて選びましょう。

通気口の掃除をマメに行うことも重要

浴室のドアや浴室全体の汚れやカビを発生しにくい環境を作るには、通気口の掃除をマメに行うことが大切です。通気口は浴室の天井や壁面、お風呂のドアに付いていて、脱衣所から空気を取り込み、浴室内の換気扇から湿った空気を外に出しています。

換気は換気扇だけで行われるのではなく、この通気口とともに万全な換気が行われています。そのため、通気口に汚れが溜まってしまうと空気の入れ替えがスムーズにいかなくなり、懸念されるのが換気機能の低下です。

換気機能が低下すると、カビが繁殖しやすい湿った環境が長く続いてしまい、浴室全体・お風呂のドア共に汚れやカビが発生しやすくなります。お風呂のドアに汚れやカビがつきにくくするには、通気口のこまめな掃除もとても重要です。

この記事では、お風呂のドアが汚れてしまう原因と掃除法、汚れがつかないようにする方法などを解説してきました。

お風呂掃除は定期的に行っていても、お風呂のドアは手薄になっていることがよくあります。しかし、お風呂のドアのパッキンにはカビや埃など、汚れが蓄積しやすいのです。

放置してしまうと、落ちにくくなってしまうのでこまめに掃除をすることが大切です。カビが発生しにくい浴室環境を維持しつつ、お風呂のドアの掃除も忘れずに行いましょう。

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