水のコラム

ドラム式洗濯機から水漏れ!原因や対処方法を解説

2022年11月01日  水回り

ドラム式洗濯機から水漏れが生じると、焦ってしまう人がほとんどでしょう。もし水漏れが発覚したら、落ち着いた対処が必要です。ドラム式洗濯機が水漏れする原因は、部品や場所によって異なります。

まずは水漏れがどこから発生しているのかを冷静に見極め、適切な対処を行いましょう。本記事では、ドラム式洗濯機が水漏れする原因と対処法を部品や場所ごとに解説します。さらに水漏れを防ぐ予防策も紹介しますので、参考としてお役立てください。

ドラム式洗濯機の水漏れ原因とは

水漏れする原因は、ドラム式洗濯機の部品や場所ごとに解説します。原因を知る前に水漏れが起きている箇所を特定し、適切な対処につなげましょう。

蛇口の場合
蛇口のパッキンが古くなっていることが、水漏れを引き起こしている恐れがあります。蛇口本体が劣化しているケースもあるので、見極めが必要です。

もしくは、蛇口とニップルを接続しているナットがゆるんでいるかもしれません。ナットがゆるんでいる場合は、自分自身で直せる可能性が高いです。

ニップルの場合
ニップルから水漏れする原因は、蛇口と排水ホースをつなぐ箇所がゆるんでいることがほとんどです。ニップルとは、ドラム式洗濯機の蛇口に付けられた管状のねじ部品です。ニップル自体が劣化していたり、破損していたりする場合もあるので気をつけましょう。

給水ホースの場合
給水ホースからの水漏れの場合、洗濯機に接続しているナットやニップルがゆるんでいることが原因です。または、給水ホースが蛇口から抜けている恐れもあります。ホースが破損していることも見落としがちなので、冷静に洗濯機の状態をチェックしてください。

排水ホースの場合
排水ホースが原因の水漏れは、糸くずやほこりがつまっている場合があります。つまりの発生は水漏れの原因に直結するので、注意が必要です。

またホースが古くなっていることも、水漏れにつながります。特につまりは原因が特定しづらいものなので、ホースが劣化していなければつまりを疑ったほうがよいかもしれません。

排水口の場合
排水口の水漏れも、つまりが原因になることがあります。洗濯の排水にはほこりや髪の毛などのゴミが混ざっているので、どうしても排水口にはゴミが溜まりやすくなります。溜まったゴミを放ったらかしにしておくと、排水口からの水漏れにつながりやすいので気をつけましょう。

ドアの場合
ドアからの水漏れは、ドアについているパッキンが外れかかっていたり、劣化していたりすることがあります。

また、ドアとパッキンの間につまった糸くずやほこりが水漏れの原因になっていることもあるでしょう。場合によっては、ドアの内側についた水滴が垂れているだけかもしれないので、落ち着いて判断してください。

洗剤ケースの場合
ケースに残った洗剤がつまっていることが原因で、水漏れが生じることがあります。洗濯槽に流れずに固まってしまった洗剤が、水漏れを引き起こしているのは珍しいことではありません。洗剤ケースが水漏れの原因となっているときは、掃除をすれば解決する可能性が高いです。

床や防水パンの場合
床や防水パンに水漏れが発生しているときは、排水口のつまりが原因かもしれません。もしくは洗濯機の下が水漏れしているケースもあります。

防水パンがない場合、洗濯機から漏れた水が床に流れていることもあるでしょう。床や防水パンの水漏れで原因が特定できないときは、修理業者に相談するのも一つの方法です。

水漏れが起きたときの対処法

続いて、ドラム式洗濯機の水漏れの原因となっている部品や場所ごとに対処法を解説します。場合によっては自分で水漏れを直せることもありますが、難しいときは専門業者に修理を依頼してください。

蛇口の場合
蛇口のパッキンや、蛇口本体が古くなっていることが原因で水漏れが発生している場合は、部品の交換が必要です。

部品交換は素人が行うのは難しいので、業者に修理を依頼したほうがよいでしょう。ナットがゆるんだことが原因の水漏れは、プライヤーやレンチを使って締めなおせば水漏れはおさまります。

ニップルの場合
ニップルがゆるんでいることで水漏れが起きているときは、ナットやネジを締めなおしましょう。

それでも水漏れが発生するときは、ニップルをはじめから取り付けなおすとよいかもしれません。また古いニップルや、壊れているニップルの場合は、ニップル自体を交換することをおすすめします。

給水ホースの場合
給水ホースに接続している部分のナットがゆるんでいるときは、ナットをきちんと締めなおしてください。その際は、ニップル側と洗濯機側の2ヶ所のチェックを忘れないようにしましょう。給水ホースが破損しているのであれば、新しいものへの交換が必要です。修理が完了するまでは、応急処置として破損しているところに防水テープを貼る方法もあります。

排水ホースの場合
排水ホースから水漏れしている場合は、つまりが原因になることが多いです。つまりが原因であれば、掃除をすると解決します。エルボからホースを取り出し、内側に溜まった糸くずやほこりをとることで、水漏れは解消されるでしょう。ホースが古くなっているときは、交換が必要です。

排水口の場合
排水口につまったゴミが原因で水漏れが起きているときは、排水ホースやエルボ、ふたを外して内部を掃除しましょう。排水トラップよりも奥の掃除が必要な場合は、ワイヤーブラシを使ってみてください。

ドアの場合
ドアからの水漏れにおいて、ほこりや糸くずの挟まりが原因になっているときは掃除することで解決できます。一方、ドアパッキンが劣化していたり、破損していたりする場合は、専門業者に修理を依頼しましょう。

ドアパッキンの交換は複雑な作業なので、素人にはかなり難しいものです。不安な人は、なるべく業者に修理を頼んでください。

洗剤ケースの場合
洗剤ケースからの水漏れは、掃除をすればOKです。固まった洗剤を取り除くには、綿棒を使って掃除するとよいでしょう。やわらかい布で洗剤を拭き取る方法もあります。それでも洗剤が落ちなければ、ケース自体をお湯に5分つけることをおすすめします。

ただし、洗剤ケースを掃除するときには重曹や粉末洗剤は使わないようにしてください。洗剤がより固まる恐れがあります。

床や防水パンの場合
床や防水パンに水漏れが発生したときは、すぐに濡れた床を拭くようにしてください。床への水漏れを放置すると、床材の劣化につながります。

洗濯機を床に直置きしている人は、防水パンの設置を検討してみてはいかがでしょう。防水パンがあれば、床への浸水を最小限に抑えられます。

水漏れさせないための予防策

普段からの予防はドラム式洗濯機から水漏れを発生させないためにも、とても大切です。どのような予防策があるのか、具体的にチェックしていきましょう。

定期的に掃除をする
ドラム式洗濯機の水漏れを防ぐには、定期的な掃除が欠かせません。水漏れへの対処法は、洗濯機の掃除で解決するものがかなり多いです。

だからこそ、普段から洗濯機の掃除を心がけておけば、水漏れのリスクを減らせます。急なトラブルに焦らないためにも、まずは定期的な掃除からスタートしてみましょう。

一度に大量の洗濯物をいれない
一度の洗濯で、大量の洗濯物をドラム式洗濯機にいれないことも水漏れへの予防策になります。大量の洗濯物をいれるほど、つまりの原因であるゴミが発生しやすくなります。

ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機よりもつまりやすい傾向があります。そのため、洗濯物はできるだけ溜めずに、適切な量を洗濯するようにしましょう。

まとめ

ドラム式洗濯機の水漏れは、部品や場所によって原因が異なります。しかし、その大半の原因はゴミのつまりや、ナットやネジのゆるみ、部品の劣化や破損です。

掃除をしたり、ナットやネジを締めなおしたりするだけであれば自分一人で解決できますが、部品などの交換が必要な場合はなるべく修理業者に相談することをおすすめします。

まずは「どこから水漏れしているのか」を冷静に見極め、その部品や場所に合った対処を行いましょう。普段から水漏れ予防をしておおくことも、とても大切です。

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