水のコラム
お風呂の詰まりにはラバーカップが最適！その理由と使い方を解説！
入浴時に溢れた湯水が排水口に流れるとき、排水口に思うように湯水が流れないことがあります。これは排水口の奥に詰まりの原因があり、湯水の通り道が塞がれていると考えられます。
本記事ではお風呂の排水口が詰まったときに試してほしいラバーカップの使い方と、ラバーカップでも改善しない場合の対処法についてご紹介します。
お風呂詰まりはラバーカップが最適！
お風呂の排水口が詰まったときは、ラバーカップが最適です。ここではなぜラバーカップが良いのか、ラバーカップの特徴と使い方についてご紹介します。
そもそもラバーカップとは？
ラバーカップとはプラスチック製の持ち手とゴム製のカップが一つになった道具のことです。ホームセンターやドラッグストアなどで購入できる物で、1,000円ほどの価格で購入できます。
ラバーカップは主にトイレの和式タイプと洋式タイプ、汎用タイプの三つに分かれます。トイレ用ではあるものの、排水口の詰まりはトイレの配管・排水管と類似した仕組みであるため、効果があると言われています。
なお、類似した商品で真空式パイプクリーナーがありますが、真空式パイプクリーナーはラバーカップに比べて威力が高いと言われています。その威力は5倍とも言われているため、頑固な詰まりには真空式パイプクリーナーの使用も検討すると良いでしょう。
ラバーカップの使い方
排水口に湯水があふれるうちにラバーカップを密着させましょう。密着が確認できたら、ゴム部分をしっかりと押し込み、思い切り引っ張ります。
ラバーカップが密着することで強い空気が中に押し込まれます。勢いよく引っ張ることで、流れた湯水とともに詰まりの原因が大きく動き、詰まりを流すことができます。
数回押しつけて、引っ張るのを繰り返したら、湯水の流れを確認してください。排水口にくるくると渦のようなものができれば、詰まりが取れたと判断して良いでしょう。
詰まり方などによっては湯船側の排水口にラバーカップを使う
お風呂場の排水口は洗い場側と湯船側についています。もし湯船側の排水口にアクセサリーやカミソリのキャップなどを落下した場合は、浴槽側の排水口にラバーカップを使いましょう。
ラバーカップでも改善できない場合の対処法
ラバーカップや真空式パイプクリーナーの使用によって、ある程度の詰まりであれば取り除くことができます。
しかし、固形物や使用状況によってはこれらの方法でも改善しないこともあります。ここではそのようなときに試してほしい2つの道具についてご紹介します。
1.ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシはワイヤーの先端にブラシが付いた道具で、排水口のフタやゴミ受けを取り外した上で使います。
ワイヤーが長ければ長いほど排水管の奥まできれいにできるため、詰まりの原因が見えない場合や、ラバーカップなどを使っても改善しない場合は試してみましょう。価格は1,000円ほどで、ホームセンターなどで購入できます。
2.パイプクリーナー
ドラッグストアやホームセンターで購入できるパイプクリーナーは、お風呂の排水口詰まりに効果的です。お風呂の排水口は主に人から排出された皮脂や体毛、シャンプーやせっけんかすなどが原因です。
湯水によってそれらが排水管にまで流れ、温度変化によって固まると詰まりになることがあります。パイプクリーナーには主に水酸化ナトリウムタイプとアルカリ性タイプの2つあります。
体毛や皮脂であれば水酸化ナトリウムタイプが効果的です。なお、定期的に排水口のお手入れをしておらず、詰まりの原因がひどい可能性があるのであれば、水酸化ナトリウム濃度が1％以上と濃いものを選びましょう。
お風呂の詰まりは定期的な掃除で予防できる
お風呂の排水口詰まりは、定期的な掃除で予防できます。その際に取り入れたい方法は以下の2つです。
方法1.排水トラップをきれいにする
排水トラップとは、排水管やその先の下水管から発生する異臭を上に上げないようにする道具のことです。トイレの封水のような役割を持つ排水トラップは、毎日の使用によってぬめりが発生することがあります。
赤カビなども発生しやすいことから、お風呂場を使用した後は、きれいに掃除するのがおすすめです。排水トラップのぬめりには、重曹やセスキが効果的です。
ドラッグストアのほか、最近では100円均一でも手に入れることができるため、費用を抑えてきれいにしたい方は、100円均一で探してみると良いでしょう。
また、お風呂場を使用した後は、湿気によって赤カビが発生しやすいです。お風呂から上がった後は、50～60度ほどのお湯で壁や天井、排水口や浴槽をきれいに流しましょう。赤カビの発生を防げるほか、熱湯消毒の効果もあるので、この機会に取り入れると良いでしょう。
方法2.排水口をきれいにする
毎日こまめに汚れを取っていても、排水口にはシャンプーやせっけんかすなどが付着しています。また、人から排出された皮脂も合わさるため、ぬめぬめとした汚れが付着し、残ってしまいます。
お風呂を使用した後は、目に見えるゴミを取り除くだけでなく、重曹やセスキを使ってきれいに洗うのがおすすめです。また、上述したように50度～60度ほどのお湯をかけるのも効果的です。
お風呂詰まりを業者に依頼する際の費用相場
ラバーカップや真空式パイプクリーナーなどの道具を使ってみたものの、詰まりの改善が見られない場合は、排水口の死角になる部分や排水管に固形物が詰まっているか、詰まりが大きくなって湯水の通り道を塞いでいる可能性があります。
そのような場合は自分で詰まりを取り除くことは不可能なため、水道業者による点検や洗浄、修理などを依頼する必要があります。
お風呂の排水口の詰まりにかかる費用相場は、4,000～6,000円ほどです。なお、水道業者によって諸費用の設定が異なるため、具体的な価格について知りたい方は、最寄りの水道業者に問い合わせると安心です。
水道業者の選び方
水道業者に依頼する際は、以下6つのポイントを軸に検討を進めましょう。
・近い場所にあるか
・迅速な対応をしてくれるか
・無料見積もりは対応しているか
・適正な価格か
・実績はあるか
・資格はあるか、水道局指定工事店か
水道業者に依頼するときは、できるだけ早く来てほしいと考えるもの。しかし、有名な水道業者であっても、遠い場所にあればそれだけ時間がかかってしまいます。依頼する際は、できるだけ自宅から近い水道業者を選びましょう。次に、対応速度はどれくらいか、無料見積もりは対応しているかなどを公式ホームページからチェックしましょう。
検索エンジンなどを使うときは【水道業者名 公式ホームセンター】と入力すると見つけやすいです。なお、公式ホームページをチェックするときは価格設定や実績、水道局指定工事店かどうかも確認するのがポイントです。
水道局指定工事店は国の法律によって決められた施工を適切に行えると認められた業者のことです。水道局にも認定されていることから、安心して任せられる業者と言えるでしょう。
まとめ
本記事では、お風呂詰まりに効果的なラバーカップの特徴や使い方のほか、ラバーカップでは改善しない詰まりのときに試してほしい道具についてご紹介しました。毎日使うお風呂だからこそ、湯水の逆流が見られると不安に思う方も多いでしょう。
水周りのトラブルが起きて不安に感じる方は、放置せず早い内に最寄りの水道業者に相談しましょう。水道知識豊富な作業員が、速やかに解決してくれるでしょう。
