水のコラム

お湯を出しっぱなしにすると危険!ガスが止まるメカニズムとは

2023年09月05日  お風呂

お風呂のお湯を出しっぱなしにして、ハッと気付いて焦ったことありませんか? 追い焚き機能がついていないお風呂では、お湯を止めることを忘れると、ガスが止まるメカニズムが働かず、危険です。

そこで、本記事ではお湯を出しっぱなしにするとどうなるのか、そしてガスが止まるメカニズムとはどのようなものなのか、解説していきます。

お湯を出しっぱなしにするとガスメーターが止まる仕組みとは?

お湯を出しっぱなしにすると、ガスメーターが停止することがあります。その理由は、お湯を出すことで水道メーターが回り、水道メーターとガスメーターが一体化しているため、ガスメーターも回転し、ガス使用量を計測してしまうからです。

このため、お湯を出しっぱなしにしていると、ガスメーターの計測が増え、実際の使用量よりも多く計測されてしまうことがあるため、ガスメーターが止まってしまうのです。

ガスメーターの構造と仕組み
ガスメーターは、一定量のガスが通過するたびに、メーター内の歯車が回転し、その回転数に応じて使用量を計測します。ガスメーターには、通常時にはガスを通過させる配管と、緊急時には自動的にガスを止めるための弁が装備されています。

また、ガスメーターには、メーター内部の歯車を回すための翼車(ばんしゃ)が付いています。翼車は、ガスの流れによって回転し、歯車を回します。このため、ガスメーターの動作には、一定量以上のガスが必要になります。

ガスメーターの検針方式と停止メカニズム
ガスメーターの検針は、通常、月に1回、メーターを確認し、使用量を計測します。検針員が窓からメーターの数値を確認することが一般的ですが、現在は、無人の検針方法も普及しています。

自動車やバイクなどが、道路を通る際に、無線通信によってメーターの数値を自動的に収集する方法です。この方法を採用することで、検針員の出動を減らし、効率的に検針を行うことができます。

ガスメーターには、自動的にガスを止める停止メカニズムも備わっています。ガスメーターには、緊急時に弁を閉じる機能が付いており、例えば地震の際には、自動的にガスを止めることができます。

また、ガスメーターには、使用量が予め設定した範囲を超えた場合に、自動的にガスを止める機能が付いていることがあります。これらの機能は、事故やガス漏れを防ぐために、非常に重要な役割を担っています。

お湯を出しっぱなしにした場合のガスメーターの動き
お湯を出しっぱなしにすると、ガスメーターが影響を受けてしまう場合があります。お湯を使う際には、水道から一定量の水が流れ出るため、水道メーターが回転します。

この水道メーターと、ガスメーターが一体化している場合、ガスメーターも回転することになります。お湯を出しっぱなしにすることで、水道メーターとガスメーターが計測する量が実際の使用量よりも多くなるため、ガスメーターが異常動作を起こすことがあります。このため、お湯を出しっぱなしにすると、ガスメーターが止まってしまうことがあります。

ガスメーターが止まってしまうと、ガス供給が止まり、ガス器具が動作しなくなってしまいます。また、ガスメーターが止まると、その後のガスの使用量も正確に計測されなくなってしまうため、使用量が増えた場合には、料金が高くなってしまうことがあります。そのため、お湯を出しっぱなしにしないように注意することが大切です。

もし、お湯を出しっぱなしにしてしまった場合には、ガスメーターが止まってしまう前に、すぐにお湯を止めて、ガスメーターの動きを確認することが必要です。もし、ガスメーターが止まってしまった場合には、ガス会社に連絡し、復旧作業を行ってもらう必要があります。

また、ガスメーターが止まってしまった場合には、ガス器具に不具合がある場合も考えられます。ガス器具が正常に動作しているかどうかを確認し、必要に応じて修理や交換を行うことが必要です。

お湯を出しっぱなしにすると危険な理由

お湯を出しっぱなしにすると、様々な危険があることを知っておく必要があります。以下では、お湯を出しっぱなしにすることが原因となる、主な危険性について説明します。

ガス漏れの原因となる可能性がある
お湯を出しっぱなしにしていると、湯船やシャワートレイの排水口から、ガスが逆流する可能性があります。この逆流したガスは、ガス器具の燃焼室に入り、燃焼することで、ガス漏れを引き起こすことがあります。

また、排水管の腐食や劣化によって、ガス漏れが発生することもあります。このようなガス漏れは、爆発や火災の原因となるため、非常に危険です。

燃焼器具の故障や破損の原因になる
お湯を出しっぱなしにしていると、燃焼器具に過剰な負荷がかかり、故障や破損の原因となることがあります。燃焼器具が正常に燃焼できず、不完全燃焼が起こると、有害物質が発生し、人体に悪影響を与えることがあります。

また、燃焼器具の過負荷によって、燃焼器具自体が故障したり、破損したりすることがあります。これらの故障や破損は、修理や交換が必要となるため、多くの費用がかかることがあります。

火災や爆発の危険性がある
お湯を出しっぱなしにすると、火災や爆発の危険性があります。お湯を出しっぱなしにしている場合、燃焼器具に異常が発生すると、ガスが溜まり、火花が飛び散ることで、爆発や火災が発生することがあります。

また、お湯が溢れたり、排水口から水が逆流することで、床や壁などの建物に損傷が生じ、火災の原因となることもあります。

お湯を出しっぱなしにしないための対策とは?

お湯を出しっぱなしにしないためには、適正なお湯の使用量の確認や節約方法を実践することが必要です。以下では、お湯を出しっぱなしにしないための対策について、具体的に解説します。

適正なお湯の使用量の確認と節約方法
お湯を出しっぱなしにしないためには、お湯の使用量を適正に把握し、節約する方法があります。シャワーを使う場合には、シャワーヘッドに節水機能が付いたものを使用することで、節水効果を高めることができます。

また、お湯の使用量を減らすために、シャワーを浴槽にかけ、お湯を貯める方法もあります。また、洗面器を使用する場合には、洗面器の大きさに合ったお湯の使用量を確認し、無駄なく使うことが大切です。

湯船につかってお湯を使い切る方法
湯船につかる場合には、湯船に入る前に、予めお湯を貯める量を確認し、無駄なく使い切ることが重要です。また、湯船に浸かる前に、シャワーで体を洗うことで、お湯の使用量を減らすことができます。湯船から上がる際には、すぐにお湯を抜くようにしましょう。

自動停止機能付きのお湯の供給システムの導入
最近は、自動停止機能付きのお湯の供給システムが販売されています。このシステムは、お湯の使用量を自動的に計測し、設定した量に達した時点で自動的に止まる仕組みになっています。

このため、お湯を出しっぱなしにすることがなく、節水効果が期待できます。また、シャワーや洗面器にも対応しており、使用方法によっては、省エネ効果が高くなります。自動停止機能付きのお湯の供給システムを導入することで、節約効果と安全性を高めることができます。

まとめ

水道代やガス代の無駄遣いやガス漏れ、火災、爆発の危険性など、お湯を出しっぱなしにすることは様々な問題を引き起こします。

しかし、適正なお湯の使用量の確認や節約方法、自動停止機能付きのお湯の供給システムの導入など、お湯を出しっぱなしにしないための対策があります。お湯を使用する際には、安全に使うための正しい方法を守り、節約効果も高めながら、快適な入浴ライフを過ごしましょう。

もしもお湯を出しっぱなしにしてしまった場合、水漏れ修理業者に修理を依頼することが大切です。水漏れやガス漏れは、放置するとさらなる危険を引き起こすことがあります。
専門の業者に修理を依頼することで、早期に修理が可能になり、家族の安全を守ることができます。安心して暮らすために、お湯の使用方法には十分注意しましょう。

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