水のコラム
洗面台のシャワーホースが壊れた?交換費用や対策法を紹介!
洗面台のシャワーホースが壊れてしまったらどのように対処したらよいのでしょうか。この記事にたどりついた方は、そんな不安を抱えているでしょう。自分で修理をおこなうにせよ、業者に依頼するにしても交換費用もきになります。
この記事では、壊れてしまったときの対処法や交換するときにかかる費用などを詳しく解説していきます。まずはどのような流れで交換したら良いのかをチェックしていきましょう。ぜひ参考にしてください。
洗面台の蛇口のタイプを確認すること
はじめに現在使用している蛇口のタイプを確認することが大切です。さまざまな種類があるため、使っているものがどのタイプに当てはまるのか確認してみましょう。大きく分けて4種類のタイプに分かれます。
エコシングル水栓
エコシングル水栓は通常のものとは異なり、お湯に切り替えるときにカチッという音がします。そのため余分なお湯を使うことを意識し始めてエコに繋がる装置です。通常のシングルレバーはこの音がしません。見極めの基準にしてください。
泡沫水栓
先端から細かい気泡を含んで出てくるタイプです。先端の部分が網目状の細かい口になっていれば、このタイプだと考えましょう。水はねしなくなり、キッチンの掃除がしやすいことが特徴のひとつです。また気泡を含んでいるため節水にも繋がります。
吐水口回転水栓
学校の手洗い場所に設置されているタイプです。蛇口を上に向けるだけで、うがいや水が飲めるため、小さな子どもがいる家庭には便利でしょう。蛇口を上下に動かせることが最大の特徴になります。
シャワー水栓
蛇口の先端がシャワーになっているタイプです。キッチンや洗面台によく付けられていてホースが伸びるため、掃除が簡単にできます。スッキリとした見た目で一定の温度で洗い物や、朝の洗髪ができることが特徴です。
洗面台のシャワーホースの交換を個人でできるか判断する
付いているタイプが特定できたら、交換を個人でできるかを判断してください。もし難しそうだと感じたら、迷わず業者に依頼することが大切です。ここからは、どんな手順で判断していくかを紹介していきます。参考にしてください。
どの部品が必要になるかを確認
まずは、どの部分が壊れているのかを確認した後に、交換する部品を調べていきましょう。ホースが破損していたらホースや取付部品などです。メーカーや型式なども忘れずにチェックしておくことが重要になります。
部品が入手できるかを確認
次に確認しておきたいことは、部品が入手できるかです。長期間使用していて型が古くなってくると、部品が生産終了になっていることがあります。外してから部品が手に入らないという事態にならぬよう、初めに確認しておきましょう。
専用工具を揃えられるか確認
専門の工具が揃えられるかも重要な項目です。モンキーレンチやドライバーなど、交換するのにさまざまな工具を使用します。また外れなくなっている状況も考えて、グリスなども準備しておくと便利です。
電子機器が組み込まれていないか
水栓本体に電子機器が組み込まれているものは、個人では対応できません。感電や火災の恐れがあるため、プロに任せることをおすすめします。現在使用しているタイプに組み込まれていた際は、迷わず業者へ依頼してください。
洗面台のシャワーホース交換にかかる費用は?
ここからは、洗面台のシャワーホースにかかる費用を紹介します。個人で直す場合の費用や業者へ依頼する費用など、いくつかに分けて解説していきます。いちばん気になる部分なので、ぜひ参考にしてみてください。
業者に依頼する場合
業者へ依頼する場合は、部品代に加えて工事費や基本料金などが加算されてきます。相場は約11,000円〜20,000円程度だと考えておきましょう。業者に依頼するメリットは、多少高くても確実に直してくれる部分です。
個人で修理する場合
個人で修理する場合は、部品代のみになります。ホースや金具などを揃えると約3,000円〜8,000円程度で抑えられるでしょう。安上がりですが失敗する可能性もあり、保障がないことがデメリットになります。
材料費を自分で買って業者に依頼する場合
自分の好みで購入しておいて、取付だけ業者に依頼するケースもあります。この場合は8,000円〜10,000円が目安になります。しかし、業者によっては取付のみをおこなっていないところもあるため、事前に確認しておきましょう。
シャワーホースの交換手順
個人で交換する際の交換手順を紹介します。初めての人でも順序を間違えずにおこなえば、交換できるでしょう。慌てずに落ち着いて作業することが失敗しないコツです。まずは準備するものから紹介していきます。参考にしてください。
準備するもの
事前に準備しておきたいものは、新品のホースとウォーターポンププライヤー、マイナスドライバーが必要になります。また、水を受けるためのバケツや雑巾なども準備しておくと安心でしょう。自宅になければ前もって購入してください。
止水栓を閉める
工具の準備ができたら、作業を始める前に忘れてはいけないことがあります。それは止水栓を止めることです。この作業をおこなっていないと、作業中に水が吹き出し一面が水浸しになってしまうので注意してください。
水受けタンクを外す
止めたら初めに水受けのタンクを外していきましょう。場所は止水栓の横にあることが一般的です。中に水が入っているため外すときは、慎重に水をこぼさないように取り外してください。バケツを下に置いて水受けにしても良いでしょう。
シャワーホースをカラン本体から外す
つぎにホースを本体から外す作業です。色のついたジョイントを下に下げることでホースは簡単に外せます。このときも、内部に残水があるので漏れないように注意して作業をおこなってください。バケツを下におくこともおすすめです。
ワンタッチジョイントを外す
外れたらホースからジョイントを外していきます。このときに時計回りに回すとシャワーホースから外れる仕組みです。万が一固くて外れないときは、プライヤーを使い金属部分を挟みながら回すようにしていきましょう。
シャワーホースを引き抜く
ジョイントが外れたらシャワーホースを引き抜きます。ヘッドを掴み手前に引っ張るとホースが抜けていきます。しかしベースによっては引っかかることもあるため、取扱説明書などを読んでから引きぬいてください。
ヘッドをシャワーホースから取り外す
ホースの引き抜きが完了したら、ヘッドをホースから外していきます。外し方は型式やメーカーによって異なるため、取扱説明書を参考にして外してください。これが完了すれば、新しいホースに交換できる準備が整ったことになります。
新しいシャワーホースにヘッドを取付ベースにはめる
まずは新しいホースにヘッドを取り付けます。取付が完了したら取付ベースにはめていきましょう。外したときと逆の手順でおこなえば、簡単に作業ができるハズです。そのあと内側にホースを突っ込んでいきましょう。
ホースにワンタッチジョイントを取り付ける
次にホースにワンタッチジョイントを取り付けます。反時計回りに回していくと、取付られます。回す方向を間違えないように作業をすることが、重要なポイントです。ホースとジョイントのサイズが合わないときはアダプターを使用します。
シャワーホースをカラン本体へ取り付ける
ジョイントをスライドさせて本体に差し込んでいきます。このときにしっかり取り付けられたかを確認しておきましょう。そのあとは水受けタンクをはめてから止水栓を開けて正常に作動していれば完了です。
まとめ
今回は、シャワーホースが壊れたときのチェック方法やかかる費用、対策法などを紹介しました。初めに自宅で使っているタイプを確認しておくことから始めてみましょう。さまざまなタイプがあるので、個人で出来そうかを判断することも重要です。
もし無理そうだと感じたら、業者へ依頼してください。自分でやるよりも正確で、金額にそれほど差がないため、自信のない人は安心できるでしょう。作業に慣れてる人や、チャレンジ出来そうだと感じた方はやってみてください。
細かい部分で疑問点があった場合は、取扱説明書も参考に作業をしてみてください。止水栓を開き正常に作動していれば、成功したと言えるでしょう。