水のコラム

トイレの芳香洗浄剤が禁止の理由!代替品もご紹介【矢野】

2024年07月29日  トイレ


こんにちは、水道職人の矢野です。
 
トイレの芳香洗浄剤はトイレのタンクや便器を掃除できる効果、悪臭を防ぐ効果があり、掃除の時間短縮にも役立つため、タイパ(タイムパフォーマンス)が重要視される昨今、取り入れているご家庭は多いのではないでしょうか。
 
しかし、芳香洗浄剤の使用を非推奨のトイレメーカーは多く、トイレによっては、使用禁止のシールが貼ってある製品もあります。
 
芳香洗浄剤の使用を、なぜトイレメーカーは非推奨なのでしょうか。
 
今回は、トイレの芳香洗浄剤が禁止されている理由について、解説していきます。
 

トイレの芳香洗浄剤が禁止される理由


トイレの芳香洗浄剤には置くだけのタイプやスタンプタイプ、タブレットタイプなどがあり、どれも手軽に使用できることが特徴ですが、どのタイプである場合も、トイレのメーカーは使用を推奨していません。
 

トイレタンク内部の劣化

トイレの芳香洗浄剤の種類は多く、使用されている成分も様々です。
 
トイレタンクの内部はゴム製の部品や金属製の部品、プラスチック製の部品などが設置されており、芳香洗浄剤に使用されている成分によっては、トイレタンク内部の部品を劣化させる可能性があります。
 
トイレの製造メーカーでは日々製品の製造開発を進めていますが、これは芳香洗浄剤を造っているメーカーも同様です。
そのため、トイレの製造メーカーでは全ての成分を把握することが難しく、トイレを安全に使用するために、芳香洗浄剤の使用を非推奨としています。
 
参考:LIXIL┃トイレのロータンクの中に入れたりフタの上に置いたりする芳香洗浄剤を使えますか?
 

機能性の低下

トイレの芳香洗浄剤がトイレタンク内部や配管に付着することで、つまりを起こす恐れがあります。
水洗時の水の流れが悪くなったり、水漏れに繋がったり、正常にトイレの使用ができなくなることもあるでしょう。
 
また芳香洗浄剤の使用方法を誤ると、芳香洗浄剤の成分が解けた水がウォシュレットから出てきてしまうことがあり、身体に影響を及ぼす懸念があります。
 
芳香洗浄剤が手洗い器の中などに付着して取れなくなり、色がシミとして残ってしまうこともあるでしょう。
 

保証の対象外

トイレの芳香洗浄剤を使用しないようにと記載があるトイレで使用し、トイレが故障した場合、保証の対象外となる可能性があります。
 
一般的にトイレを通常使用している範囲での故障しか保証書の対象にはならないため、芳香洗浄剤を使用する前に、取扱説明書などでトイレの使用方法を確認するようにしましょう。
 

京都府では注意喚起がされている


京都府では、「水洗トイレ用芳香洗浄剤が排水口をふさぐ事故に注意」とホームページ上で周知されています。
 
京都府消費生活安全センターには、水が溢れたという相談が寄せられているようです。
寄せられた相談の中には、様々な偶然が重なった結果のものもあるようですが、トイレの芳香洗浄剤が転倒して排水口を防ぐ可能性があることや、芳香洗浄剤とトイレの相性によっては排水口が塞がってしまうリスクがあることについて、記載がされています。
 
詳しくは京都府のホームページをご確認ください。
 
参考:京都府┃水洗トイレ用芳香洗浄剤が排水口をふさぐ事故に注意
 

代替案


トイレの芳香洗浄剤にはトイレ掃除が楽になるという利便性や、トイレ空間の不快なニオイを解消してくれるという快適さがあります。
芳香洗浄剤を使用しない場合、代替品はあるのでしょうか。
 

泡だけで掃除できる洗剤

トイレ掃除の洗剤の中には、便器内にプッシュして5分程度置いておくだけで掃除が完了する製品があります。
 
こびりついた尿石などのひどい汚れには効果がありませんが、日常的に掃除をしている場合、毎日使用することでトイレの清潔さを保つことができるでしょう。
 

フレグランス

フレグランスを使用することで、トイレ空間内を好きな香りで満たすことができます。
 
フレグランスはスプレータイプのものや吊るすタイプのもの、ディフューザーを使用する物があるでしょう。
 
フレグランスの中にはリネンや空間だけではなくマスクにも使用できるものもあるため、ライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
 
人工香料ではなく自然由来の香りの成分が使用されているものもあるため、小さな子どもやペットがいるご家庭でも使用しやすい製品があるでしょう。
 

掃除の外注

トイレの芳香洗浄剤を使用する理由の一つに、トイレタンク内の掃除もできるからと考えている人もいらっしゃると思います。
 
トイレタンク内は複数の部品が使用されており、掃除がしにくい構造をしています。
また塩素系の漂白剤や酸性洗剤、アルカリ性の洗剤はタンク内の部品を傷める恐れがあるため、トイレメーカーでは使用を推奨していません。
 
トイレタンク専用の洗剤も販売されていますが、酸性やアルカリ性、塩素系の成分が含まれている場合、使用をしない方が良いでしょう。
 
ご自分で掃除をする場合はトイレの止水栓を閉めたり、タンクの蓋を壊れないように動かしたり、部品を壊さないように注意を払ったりと、注意点や作業手順が多く、難易度が高いと感じてしまいます。
 
外注すると料金は発生しますが、安心してタンク内の掃除を任せることができるため、利用しても良いでしょう。
 

まとめ

トイレの芳香洗浄剤はとても便利ですが、つまりやトイレの不具合を招くことがあり、改善のためには水道修理業者などに依頼する必要があります。
 
芳香洗浄剤が理由によるつまりなどのトラブルは、きょうと水道職人にお任せください!
 
きょうと水道職人は水まわりに係わるトラブル対応のプロです。
トイレのつまりや水漏れなど、トイレのトラブル全般のお困りごとを、迅速且つ丁寧に解決いたします!
 
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