水のコラム

木造物件の水道は凍結しやすい!?京町屋の凍結リスク【水道職人:公式】

2025年01月08日  その他


京都には京町屋など、伝統的構法で建築された木造の物件が数多く現存します。
伝統的構法で建築された木造物件は、築年数が経過していることもあり、近年に建築された木造物件よりも冷えやすいという特徴を持つでしょう。
 
今回は、京町屋などの築年数が経過している木造物件の水道が凍結しやすい理由や、凍結対策、凍結した際の対処法についてご紹介します。
今期の最強寒波到来の前に対策を講じ、凍結による水道のトラブルを防ぎましょう。
 

京町屋の水道はなぜ凍結しやすい?


京都に現存する伝統的構法で建築された京町屋などの木造物件には、物件そのものに高い価値があります。
そのため築年数が経過していても、十分なリフォームができていないなどの理由により、断熱性能が低いことがあるでしょう。
 
断熱性能が低い物件には隙間があり、冷気が屋内に入りやすく、屋内に入った冷気はすべての部屋で循環し、屋内を冷やします。
その結果、凍結しやすい環境が完成してしまうのです。
 
また築年数が経過している物件では、水道管などの水まわり設備も設置年数が経過しており、破損しやすい状態の場合があります。
設置から年数が経過している水まわり設備は、長期間水にさらされていたことにより脆くなり、破損しやすくなります。
凍結をきっかけに破損し、凍結後の水道トラブルを引き起こす可能性も高まるでしょう。
 

京町屋の凍結対策


京町屋での凍結対策は、水道管の保温などの自分でできる対策や、リフォームといった業者に依頼する対策があります。
 

水道管などの配管の保温

水道管や排水管といった露出している配管は、保温材や毛布などを使って保温することで、凍結が予防できます。
 
保温材はホームセンターや通信販売などで手軽に購入できるでしょう。
しかし、7日の夜間から到来と言われている今季の最強寒波到来のニュースを見て、保温材を購入する方が増えていることが考えられます。
在庫が足りずに購入できない可能性もあるため、この場合は緩衝材を保温材の代替品として使うことも検討してください。
 
配管に保温材を巻くときは、隙間ができないようにしっかりと巻きましょう。
隙間ができていると、隙間部分から冷気が入り込み、凍結する恐れがあります。
 
また水道メーターの部分は、水道メーターボックスの中に発泡スチロールや布類を詰め込んでください。
ふたを閉めて段ボールを重ねることで、保温できます。
 

寝る前に水を出しておく

寝る前に蛇口を開き、水道から水を出しっぱなしにしておくことで、寝ている間に凍結することを予防できます。
この際、排水口が詰まっていると排水が追い付かず、あふれ出す可能性があります。
詰まりの気配があるときは、パイプクリーナーなどで詰まりを解消しておきましょう。
 
自分で詰まりが解消できなかったときは、きょうと水道職人などの水道修理業者に依頼してください。
 
屋外に設置されている蛇口から水を出しておく場合、近隣住宅の付近まで水が伸びていかないように、対策を施してください。
寒波の気温では、少量の水は凍ります。
そのため、近隣住宅の付近まで水が伸びると、凍っていることを知らない近隣の方が転んでけがをする恐れがあります。
 

トイレには不凍液が効果的

トイレの凍結対策には、不凍液を使うことが効果的です。
しかし、トイレの不凍液を使う場合には注意点もあります。
 

家庭用の不凍液を使う

トイレに不凍液を使う場合、家庭用の不凍液を使うようにしてください。
不凍液には車用の物もありますが、家庭用の不凍液とは成分が異なる点に注意が必要です。
 
車用の不凍液には、下水道に流してはいけない成分が配合されている可能性があります。
下水道に流してはいけない成分を流すことは、下水道法に抵触するでしょう。
 

トイレが使えなくなる

トイレの不凍液は、タンクの中を空にした後に、封水に投入します。
この際、トイレの止水栓を閉める必要があります。
そのため不凍液を投入した後にトイレを使うと、水洗ができない状態になってしまうのです。
 
止水栓を開ければ水洗をできますが、凍結対策の効果はなくなるでしょう。
夜中にトイレに行くことがある場合、不凍液での凍結対策は控えた方が良いかもしれません。
 

暖房器具を活用する

屋内にある露出している配管や蛇口のまわりに暖房器具を配置し、夜の間中は温めておくことも凍結の予防に効果があります。
 
暖房器具を使うときは、転倒した際のリスクも考え、火災の危険性がない物を使いましょう。
安全装置が付いた物を使うことで、より安心して使えます。
 
なおタイマー設定がある場合、睡眠時間よりも短い時間を設定すると、タイマーが切れた後に凍結する可能性があります。
タイマーの設置時間に注意してください。
 
暖房器具を活用する場合、転倒しないように安全面に配慮して設置するように心がけましょう。
 

リフォームする

すでに到来している寒波の対策には間に合いませんが、今後のことを考えリフォームをすることも検討してみてください。
 
京都市では、京町屋などの伝統的構法で建築された物件の価値を損なわずにリフォームできるように、「建築基準法の適用除外制度」を設けています。
建築基準法の適用除外制度を利用することで、京都市独自のルールを守りつつ、物件の価値も損なわず、断熱対策などのリフォームができるのです。
リフォームの際に寒冷地用の水まわり設備を導入することで、今後の凍結対策が容易になるでしょう。
 
京町屋は人気があり、住宅を買い取りカフェとして活用する方や、民泊として活用する方もいます。
今住んでいる家に長く住み続けるために、憧れの京町屋を快適に活用するために、建築基準法の適用除外制度を利用してみてください。
 
参考:伝統的構法による木造建築物について(京町家できること集)┃京都市情報館
 

凍結したらどうする?


凍結対策を講じていても凍結してしまうことや、凍結対策ができなかった場所が凍結してしまうことがあります。
このような場合、時間経過で凍結が解消することを待つか、50℃程度のお湯を凍結部分にかけて溶かしましょう。
またドライヤーの温風の風を当てることや、暖房器具で温めることも、溶かすために効果的です。
 
凍結している場所を溶かすときは、タオルで凍結している部分を包んでから行うようにしましょう。
とくにお湯を使う場合は、必ずタオルで包んでから行ってください。
直接お湯をかけると、凍結している部分が割れる恐れがあります。
 
ドライヤーや暖房器具を使う場合、タオルで包まずに温めることも可能です。
ただし、溶け始めると発生する水滴が、下に落ちてしまいます。
溶かした後に床掃除などをする手間が発生するため、タオルで軽く包んでおいた方が良いでしょう。
 
またドライヤーや暖房器具が古い物の場合、高温になりすぎる可能性があります。
この場合にはお湯を直接かけたときと同様に、直接温めると凍結している部分が割れる可能性があるため、注意が必要です。
 

凍結後に水道トラブルが発生したらどうする?


凍結が解消すると、水漏れや蛇口の故障などの水道トラブルが発生することがあります。
このような場合は、きょうと水道職人などの水道修理業者に相談した方が良いでしょう。
 
凍結すると、凍結した部分は膨張し、膨張する際に亀裂が入り破損するというトラブルが、凍結では増加します。
小さな亀裂でも入ってしまうと、膨張に伴って亀裂は範囲を広げ、凍結が解消する頃には大きな亀裂になってしまっているのです。
そのため、凍結が解消した後に水が全く出ないということや、水道を使おうとすると壁の中から水音が聞こえるなどの症状が発生します。
 
多くの場合、凍結による水道トラブルは、水道管で起こります。
水道管の修理や交換は自分ではできないため、きょうと水道職人などに依頼する必要があるのです。
 

凍結による水道トラブルはきょうと水道職人へ!


凍結による水道トラブルは、きょうと水道職人にお任せください!
きょうと水道職人は、水道管の修理もできる、水道局指定工事店です。
 
水道管などの給水設備の修理や交換は、京都府の各自治体から指定を受けた、水道局指定工事店しか行うことはできません。
水道局指定工事店以外が行うことは、水道法に抵触します。
 
きょうと水道職人は地域密着型の水道局指定工事店です!
そのため、京都市独自の建築ルールも熟知しています。
京町屋などの伝統的構法の建築物の価値を損なわないように、凍結後の水道トラブルの解決に努めます!
 
今季最強の寒波の到来に伴い、京都府北部では8日から10日にかけて暴風雪の予報が出ており、凍結や水道トラブルが起こる可能性が高まるでしょう。
とくに10日は警報級の大雪が予想されています。
凍結や水道のトラブルだけではなく、転倒対策などの健康面への対策も取るようにしてください。
 
そして凍結による水道トラブルは、きょうと水道職人にお任せください!
ご連絡をいただきましたら、作業員が現場に急行し、お客様の代わりに原因の特定も行います。
ご自分での原因特定のための点検は、雪に足を取られてけがにつながる恐れもあるため、無理をしないようにしてください。
 
参考:【速報】京都府、週末10日は警報級大雪の恐れ 6メートルの高波や暴風雪も┃京都新聞

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