水のコラム

【昭和の日特別コラム】昭和の水まわりから令和へ――進化の歴史とウォシュレット誕生秘話【水道職人:公式】

2025年04月29日  水回り


毎年4月29日は「昭和の日」です。
そして、今年は「昭和100年」の年でもあるのです。
 
昭和の日は、かつての日本の暮らしを振り返り、これまでの発展を見つめ直す一日でもあります。
 
今回は、昭和時代の水まわりの様子や、現代の快適な水まわり環境へと至る進化の歴史、そして日本が世界に誇る「ウォシュレット」の誕生秘話までをご紹介いたします。
 

昭和の暮らしと水まわりの実態


昭和20年代から30年代にかけての日本では、まだまだ水道設備が整っておらず、各家庭に上水道が通っていない地域も多くありました。
 
【昭和前期の水まわりの一例】

  • 井戸水や共同水栓の利用
  • トイレはくみ取り式(ボットン便所)
  • お風呂は五右衛門風呂や銭湯頼み
  • 洗濯はたらいや洗濯板、あるいは手絞り など

 
こうした水まわりの様子は、戦後復興の象徴でもあり、地域の助け合いが生活の一部でした。
たとえば、井戸端会議と呼ばれた主婦同士の情報交換の場も、生活用水を確保するための共同作業から生まれた文化です。
井戸の傍で行われていたことが、語源だと言われています。
 

昭和後期から水まわりが大きく変わった!


昭和40年代に入ると、急速な経済成長にともない、水道インフラの整備が進み、家庭内の水まわり事情が一変します。
 
【昭和後期の水まわりの一例】

  • 上下水道の整備
  • 水洗トイレの普及
  • ガス風呂や電気温水器の登場
  • 全自動洗濯機の登場と普及 など

 
昭和後期は、家事労働の効率化が進んだことで、女性の社会進出が活発になる要因の一つにもなりました。
また、キッチン(台所)も「炊事場」から「ダイニングキッチン」へと変化し、家族が集う場所へと役割を広げていったのです。
 

ウォシュレットの誕生秘話┃日本が生んだトイレ革命


現在では当たり前となっている「温水洗浄便座」、通称ウォシュレット。
その名を一度は耳にしたことがあると思いますが、実はTOTO株式会社(以下、TOTO)による商標名であり、昭和55年に初めて登場しました。
 
ウォシュレットのルーツは、もともとアメリカで医療用に開発された温水洗浄装置でした。
この装置をTOTOが改良・再設計し、日本の住宅事情に適したコンパクトで操作性の高い製品として商品化したのが始まりです。
 
開発の背景には、「日本人の清潔志向」と「トイレの快適性を高めたい」という願いがありました。
当時のTOTOでは、社員の間で売れるわけがないとも言われたそうですが、テレビCMの影響とともに徐々に注目を集め、家庭用トイレの常識を一変させました。
 
【ウォシュレットの革新ポイント】

  • 温水洗浄機能で清潔感アップ
  • 暖房便座で冬も快適
  • 脱臭・乾燥機能の搭載
  • 操作ボタンによる手軽な使い勝手

 
また、開発当初から高齢者や体の不自由な方でも扱いやすいように工夫されており、バリアフリーの視点でも画期的でした。
 
参考:【世界トイレの日】「ウォシュレット®︎」開発秘話 ~世界中の需要に応え、きれいで快適な暮らしの実現のために~┃PRTIMES STORY
 

平成~令和:さらなる進化を遂げた水まわり


平成に入り、住宅設備機器の技術はますます進化していきます。
 
【平成~令和の水まわりの一例】

  • 節水型のトイレや水栓の普及
  • システムキッチンの高機能化(IHコンロ、食洗機など)
  • 浴室乾燥・追い焚き機能の標準化
  • スマート家電との連携(アプリ操作) など

 
また、令和に年号を変えた近年では、「タッチレス水栓」や「自動洗浄・除菌機能付きトイレ」など、衛生意識の高まりとともに非接触型の設備も人気を集めています。
 
省エネ性やメンテナンス性にも優れた製品が増えており、水まわりはますます快適で安心な空間へと進化していったのです。
 

水まわりの未来と私たちの役割


昭和の時代、バケツ一杯の水を大切に使っていた世代からすれば、現代の暮らしはまさに夢のような環境です。
 
しかし、どんなに便利な設備も、メンテナンスを怠るとトラブルの原因になってしまいます。
配管の劣化やパッキンの緩み、カビ・水漏れなど、見えない部分にこそ注意が必要です。
未来の快適な水まわり環境を維持するためには、継続的なメンテナンスが欠かせません。
 
私たちきょうと水道職人は、最新の設備だけではなく、昔ながらの住宅構造や配管技術も熟知しています。
昭和の住まいにも、令和の設備にも対応できる水まわりの専門家として、皆様の暮らしを支えてまいります。
 

水まわりのお困りごとはきょうと水道職人へ!


水漏れやつまりなど、水漏れのお困りごとはきょうと水道職人にお任せください!
 
昭和から令和へ水まわりの歴史をたどると、日本人の暮らしの進化そのものが見えてきます。
昭和に比べると令和の水まわり設備は快適としか言いようがありません。
それほど大きな進化を遂げてきたのです。
 
しかし、便利さと清潔さを追い求めてきた日本の住宅設備は、これからも技術の進化とともに進んでいくでしょう。
令和のその先では、現代では想像できないような画期的な技術が誕生しているかもしれません。
 
昭和の日だからこそ、今一度、かつての水まわりに思いを馳せ、今ある快適さへの感謝とともに、水を大切に使う心を再認識してみませんか。
そして、未来の進化に思いを馳せ、その日が来るのを楽しみに待ち侘びましょう。
 
また、現在の水まわりの快適さを維持するために、水まわりでのトラブルや不安があれば、どんなことでもお気軽にきょうと水道職人にご相談ください。
きょうと水道職人は、お客様の暮らしの傍で、いつでも安心をお届けします。

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