水のコラム

蛇口が壊れた!修理と交換はどちらがお得にできる?【矢野】

2024年06月22日  蛇口のトラブル


こんにちは、水道職人の矢野です。

水道の蛇口が壊れたとき、修理と交換ではどちらがお得か、気になっている人がいらっしゃるのではないでしょうか。
蛇口の交換は蛇口本体の費用も発生するため、少しでも安く対処したいと考えている人は多いと思います。

水道の蛇口は使用期間が短ければ修理をした方が良いですが、10年以上経過している場合蛇口本体や蛇口に使われている部品が経年劣化で摩耗していることや、蛇口本体が損傷していることがあるため、交換がおすすめです。
長期間使用しているときにも修理は可能ですが、修理しても繰り返し壊れる可能性があるでしょう。

使用期間が短い場合でも、蛇口の損傷の度合いによっては交換した方が良いこともあります。

本記事では、水道の蛇口が壊れたときに修理と交換、どちらを選んだ方が良いか解説をしていきますので、参考にしてみてください。

修理の方がお得の場合

蛇口から水漏れを起こしているときや水圧が弱いとき、吐水口が詰まっているときには、修理の方がお得に対処できるでしょう。
ただし、修理をしても改善が見込めない場合、蛇口の交換が必要になることや、水道修理業者などに相談が必要になるケースもあります。

無理やり修理で直そうとすることで蛇口が壊れてしまうこともあるため、注意が必要です。

蛇口の水漏れ

蛇口から水漏れをしているときは、自分で修理することができます。
水漏れは蛇口内部に使われているコマパッキンの劣化や、バルブカートリッジが壊れていることが原因の場合が多いです。

操作レバーの水漏れや蛇口の吐水口からの水漏れなど、水漏れを起こしている箇所によって対処法は異なります。

パッキンやバルブカートリッジ自体は修理ができないため、劣化している既存の部品と新しい部品を交換することになります。

パッキンの交換方法はこちら
蛇口の水漏れについてはこちら

水圧が弱い

蛇口の水圧が弱い(水量が少ない)ときは、止水栓を開けることで容易に水圧を増やすことができます。

止水栓は蛇口付近に設置されており、マイナスドライバーを差し込む穴が開いたネジのような形をしたものや、蛇口のようなレバーがついたものがあるでしょう。
止水栓の形は、設置場所によって異なるのです。

湯と水の両方が出る蛇口の場合、どちらにも止水栓があるため、水圧の調整は両方とも行う必要があります。

止水栓の種類や役割についてはこちら

吐水口の詰まり

蛇口から出てきた水が四方に飛び散るときや、急に水量が減ったときは、吐水口の詰まりが原因でしょう。

蛇口の水を吐き出す部分のことを吐水口と言い、吐水口は取り外すことができます。
吐水口を取り外し、内側部分にある網状になったストレーナーが汚れている場合は、汚れを落とすことで改善するでしょう。

吐水口のストレーナーが汚れると、水道水に不純物が混ざることがあります。
また、蛇口から洗剤が混ざった水が出るようになったときは、洗い物をしているときなどに洗剤が吐水口に付着していることが原因のため、吐水口を洗い流すことで改善するでしょう。

蛇口の詰まりの修理方法はこちら

交換の方がお得の場合

蛇口の使用期間が長いときやハンドルが壊れたとき、既存の蛇口が廃番になっていて部品の製造が終了しており、部品の後継品もないときは、蛇口本体を交換してしまった方がお得でしょう。

このような場合でも修理をすることは可能ですが、繰り返し壊れてしまう可能性が高いため、修理費用が都度必要になります。
最終的に蛇口本体の交換をすることになる場合もあるため、費用負担が大きくなってしまうのです。

また、繰り返し壊れてしまう場合は、壊れるまでの時間が短くなり、修理頻度が増えることもあるでしょう。

蛇口の交換は自分で行うことも可能ですが、給水管が既存の蛇口にどのように接続をされているかによって、交換後の蛇口と給水管の接続方法が異なることもあるため、水道修理業者などへの依頼がおすすめです。

蛇口の使用期間が長い

蛇口の寿命は、一般的に10年です。
使用頻度によって寿命が短くなることや長くなることもありますが、蛇口を使い始めてから10年以上経過している場合、蛇口本体が寿命を迎えていると考えられます。

蛇口本体が寿命を迎えている場合、蛇口の内部に使われている部品も摩耗しているため、一つの部品を交換しただけでは、蛇口が直らないことがあるでしょう。
蛇口本体を交換した方が、安心して使い続けることができます。

蛇口内部の部品が摩耗していると、異音が発生するケースがあるでしょう。
蛇口から異音が聞こえてきたら、経年劣化による故障を疑えます。

蛇口のハンドルやレバーが壊れた

蛇口のハンドルが回らなくなってしまったときや、蛇口のレバーが折れてしまったときは、蛇口本体の交換をしてください。
蛇口のハンドルやレバーは、蛇口から水を出すために必要な部分です。

壊れた原因によっては、ハンドルやレバーのみを交換することも可能ですが、壊れたときの衝撃で蛇口全体がダメージを受けている可能性もあります。
ハンドルやレバーのみを交換しても、蛇口の締まりが悪くなってしまったり、水が小さな亀裂などの隙間から内部に入り込んで、サビが発生することもあるのです。

お風呂の蛇口交換はこちら

蛇口が廃番になっている

現在使っている蛇口が廃番になっていることがあります。
蛇口が廃番になったときに後継品が造られることもありますが、そのまま製造終了となることも少なくありません。

代替品として使える蛇口がないかメーカーに確認をすることは可能ですが、代替品として使える蛇口がないことや、使える蛇口があっても推奨されていない場合があります。

蛇口の内部に使われている部品も、蛇口本体の廃番に伴い製造されなくなることが多いです。
部品がないと修理ができず、部品が1度は手に入り修理ができたとしても、2度目以降は部品が手に入らずに、蛇口本体の交換をせざるを得ない場合があります。

また、蛇口本体が廃番になっているときは、今現在使ってる蛇口の使用年数が長くなっていることも多いです。
使用年数が長ければ長いほど蛇口本体も、蛇口に使われている部品も劣化していくため、蛇口本体を交換してしまった方が良いでしょう。

蛇口が使われている場所

蛇口は家中の水道すべてに使われています。
キッチンやトイレ、お風呂、洗面所など目に見える場所や、庭や駐車場など、目に見えない場所にもあるのです。

庭や駐車場にある蛇口は、立水栓の場合目に見える場所にありますが、散水栓の場合は埋設されているので目に入らない場所にあります。
散水栓は土などが入り込まないように設計されているため、蓋がついているでしょう。

散水栓は目に見えない分、蛇口が壊れていても気がつきにくいです。
散水栓の蓋を開けて、直近で散水栓を使っていないのに濡れた跡があるときや、水が溜まっているときは、水漏れを起こしているので修理や交換が必要になります。

立水栓は屋外に設置されているため、水漏れを起こしていても気にならないかもしれません。
ただし水漏れは徐々に拡大し、立水栓の足元に大きな水溜まりができてしまい使うたびに泥水の被害を受けることや、水道代の高騰につながるため、修理や交換が必要です。

屋外にある立水栓や散水栓は、家の中で使っている蛇口とは配管が異なる場合が多いでしょう。
特に散水栓は埋設されていて、給水管のネジが地面に固定されているため、自分で修理を行うことはおすすめできません。
立水栓や散水栓の修理や交換を行うときは、水道修理業者などに相談し、修理と交換のどちらがお得になるか、見積もりを出してもらったり、相談をしてから決めましょう。

蛇口の修理や交換は業者に依頼がおすすめ

京都市では、自治体が定める特定区間において、給水方式の配管基準があります。
また給水装置や給水用具は、水道法に定められた「給水装置の構造及び材質の基準」を満たしたものを使う必要があるのです。

蛇口の修理や交換をしたときに、給水装置や給水用具も修理・交換が必要になることがあります。
この場合、水道修理業者などに依頼をする必要が発生します。

参考:公式サイト

蛇口の修理や交換は、きょうと水道職人にお任せください!
きょうと水道職人は地域密着型のサービスです。
京都市の特定区間の配管基準もしっかりと厳守し、メーカーが検査済みの給水用具を使って、蛇口の修理や交換を行います。

自宅で使っている蛇口の下にある配管は給水管と呼ばれ、水道管とは別ものに思われていることもありますが、給水管は水道管です。
水道管とは、浄水場から私有地付近まで水を運ぶ配水管と、私有地内から蛇口まで水を運ぶ給水管の、二つの意味があります。
京都市が定めている給水装置とは配水のために必要な装置のことで、給水用具とは水道管に使われている管や、蛇口が含まれます。

京都市では、特定区間の給水装置標準配管図集が公開されており、この標準配管図集に則り、配管する必要があります。
これには高い専門性を要し、水道局指定店(給水装置工事事業者)に認定された業者以外が行うことは、水道法で禁止されているのです。

蛇口の修理や交換に給水管の配管は関係がないと考えるかもしれませんが、給水管と蛇口の接続方法や、壊れた蛇口の破損理由などにより、給水管を確認する必要があります。

きょうと水道職人は京都市の認定を受けた水道局指定店です!
水道管の確認が必要な場合でも、蛇口の修理や交換を行うことができます。

まとめ

蛇口が壊れてしまったとき、修理で直る場合と、蛇口本体の交換が必要になる場合があります。
修理と蛇口本体の交換は、壊れている蛇口の症状や、使用年数などでどちらの方がお得に対処できるかが変わるでしょう。

蛇口本体の交換は修理に比べて費用が高くなりますが、トラブルが起きることなく今後も安心して蛇口を使えるというメリットがあります。
修理の場合、蛇口本体の交換よりも費用が抑えられるというメリットはありますが、繰り返し壊れてしまう可能性があり、最終的に修理や蛇口本体の交換にかかる費用が高くなってしまうというデメリットもあります。

蛇口の修理と蛇口本体の交換は、メリットとデメリットの両方を考慮した上で検討した方が良いでしょう。

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